7月下旬から8月上旬に第2波のピークを迎えた新型コロナウイルスの影響ですが、消費の活性化のために政府がバックアップするGo To キャンペーンが始まっています。7月22日にGo To トラベル キャンペーンが始まりましたが、8月25日にはGo To Eatキャンペーンの事業者が決定しました。
今回は現時点でのGo To キャンペーンのポイントをお伝えします。
Go To トラベルキャンペーンの内容と現状
Go To トラベルキャンペーンは旅行会社等を経由して、期間中(2020年7月22日~2021年3月末予定)にツアー等の国内旅行商品を購入した人に対して、費用の1/2相当額が支援されます。支援額の70%が代金の割引に、支援額の30%が飲食・施設利用等のクーポンに充当されます。上限額は1人1泊当たり2万円(日帰り旅行は1万円)となり、連泊や回数の制限はありません。
また、7月22日~8月31日の旅行で、Go To トラベル参画事業者の旅行業者・宿泊施設を利用したもののキャンペーン割引を受けていない場合は、9月14日までの申請で旅行代金の35%の還付を受けることができます。詳細は、GO To トラベルのサイトでご確認ください。
なお、2020年8月25日の赤羽国土交通大臣の会見によると、速報ベースで7月27日~8月20日までのGo To トラベルキャンペーンは約420万人泊の利用実績があったようです。
Go To Eatキャンペーンは事業所が決定
Go To Eatキャンペーンは飲食予約サイト経由で、期間中(2021年3月末まで)に飲食店を予約・来店した人に、次回以降に飲食店で使えるポイントがもらえるキャンペーンです。1回あたりのポイント上限は、1人あたり昼食時間帯(15時まで)500円分、夕食時間帯(15時以降)1000円分、1回の予約あたり1万円分のポイントが上限となります。
また、キャンペーンの登録をした飲食店(登録飲食店)で使える25%のプレミアムが上乗せされている食事券(1回の購入上限2万円)を購入すると、登録飲食店での食事で使用できます。販売は2021年1月末まで、使用期限は2021年3月末までを予定してます。
8月25日に食事券発行事業者とオンライン飲食予約事業者が決定しました。食事券発行事業者は33府県35件、オンライン飲食予約事業者は、以下の13件が決定されました。今後も食事券発行事業者とオンライン飲食予約事業者は増える見込みです。
【キャンペーン対象のオンライン飲食予約事業者】
(株)ぐるなび、(株)カカクコム、ヤフー(株)、(株)一休、(株)EPARKグルメ、(株)リクルート、フードテックパートナー、スターツ出版(株)、Retty(株)、auコマース&ライフ(株)、(株)USEN Media、(株)Fesbase、表示灯(株)
なお、Go Toイベント、Go To商店街のキャンペーンにつきまして、現時点での更新情報はありませんでした。今後進捗がありましたら、別の機会でお伝えします。新型コロナウイルスの感染状況が縮小していない地域もあり、慎重な行動が必要な面もありますが、旅行や外食に出かけられる場合には、来年末まで実施のGo To キャンペーンを上手に活用しましょう。
※記事の内容は2020年8月31日時点の情報であり、現在と異なる場合があります。