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マジで? 去年より光熱費が…!プロが教える水道光熱費・通信費の見直し

ファイナンシャルプランナーの大野先生が、コロナ禍の今こそやっておきたい「水道光熱費・通信費の見直し」について教えてくれました。去年との料金比較や各種見直しのポイントなど詳しく解説!

この記事の監修者
監修者プロファイル

ファイナンシャルプランナー大野高志

1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP®(日本FP協会認定)。独立系FP事務所・株式会社とし生活設計 代表取締役。予備校チューター、地方公務員、金融機関勤務を経て2011年に独立。教育費・老後資金準備、税や社会保障、住宅ローンや保険の見直し、貯蓄・資産運用等多角的にライフプランの個別相談を行うとともにセミナー講師として活動しています。
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新型コロナウイルスの感染者は2020年9月時点では一進一退ですが、経済もコロナ以前の状況には戻っていない分野も少なくありません。業種や勤務先によっては、冬のボーナスの減額がすでに発表されているところもあります。

 

そのためにも節約や家計の見直しが必要に迫られている方もいるのではないでしょうか。中でも固定費の削減は長期的に効果を発揮しますので、今回は水道光熱費・通信費の見直しについてのポイントをお伝えします。

 

去年の金額と比較してみましょう

水道光熱費・通信費を見直す前に、コロナ以前の状況と比較するとどの料金から見直しをするか優先順位を決められます。ご家族構成やお仕事の内容にもよりますが、緊急事態宣言中の4月7日~5月25日を中心に在宅時間が増えた際に、水道光熱費・通信費も増えたご家庭も少なくないのではないでしょうか。

 

利用料金の明細や通帳・クレジットカードの振替額などを確認して、今年と昨年の同時期の料金比較をすると、どの料金の利用が多いか確認すると対策が立てやすくなります。なお、お住まいの自治体によっては、水道料金・下水道料金が新型コロナウイルスの影響を踏まえて臨時の減額をしているケースもありますので、その分は差し引いて考えるといいでしょう。

 

各種見直しのポイント

上下水道料金

上下水道は他の光熱費・通信費とは異なり、利用する場所の自治体などが運営する水道局を決めますので、事業者を変えて節約はできません。そのため、ご家庭ごとの節水が対策となります。東京都水道局の平成27年度・一般家庭水使用目的別実態調査によると、家庭での水の使われ方の平均は、お風呂が全体の40%、トイレが21%、炊事が18%、洗濯が15%、その他6%となっています。

 

そのため、節水のシャワーヘッドや蛇口に取り付けができる節水コマ、おふろの残り湯の洗濯使用などが具体的な節約方法です。節水シャワーヘッドは1000円代から購入でき、30~70%程度節水できるものが多いようです。初期費用は掛かりますが、長期間使用することで元が取れ、その後の節約につながります。例えば、東京都23区の水道料金を基準とすると利用状況によって異なりますが、3人家族・1人あたり10分のシャワーを50%節水できた場合、1カ月あたり約1300円の節約になります。

 

光熱費

ガス料金や電気料金は、自由化が行われ、電力・ガスの会社またはプランを変更することによって料金が安くできます。見直すポイントは以下の4点となります。

 

【1】料金が適切か
【2】プランが適切か
(昼間・夜間割引やエコキュート・オール電化などに対応しているか)
【3】セットプランが適切か(通信やガス・電気の組み合わせなど)
【4】利用条件があるか(契約解除料や最低利用年数の制限など)

 

特に電気料金は、今まで日中不在にしがちで夜間重視の料金プランだった家庭が、在宅中心になったことで料金が上がっているケースもあります。現状に合わせてプランの変更をしましょう。
      

通信費

在宅の時間が多くなり、リモートでの仕事や動画配信を利用する機会が増えた方も多いと思います。通信速度や通信容量(ギガ)の制限を気にせず使いたい場合は、光回線を中心に考え、固定電話がある場合は光回線対応のオプション電話にしましょう。スマートフォンは、在宅中心になると自宅のWi-fi使用がメインとなるので、通信容量(ギガ)を下げたプランを検討すると、適切になるケースが多いです。光回線を利用するには、工事が必要な場合もありますので、工事の可否や工事料金を確認しましょう。

 

通信速度や通信容量(ギガ)より、料金が安くすることを優先させたい場合は、格安スマホ(MVNO、格安SIMなどの名称も)を検討するといいでしょう。最低限の基本料金と通信料金がセットになったプランは月額1000~2000円程度が中心で、プランによっては月額1000円を切ることもあります。一方で大手キャリアより通信が遅かったり、サポートの範囲が狭かったりする点は理解をしておきましょう。

 


固定費の削減・見直しは定期的に必要で、一度設定すると節約が継続できることは今までもお伝えしてきました。新型コロナウイルスの影響で、生活スタイルが変わったり、収入や勤務状況など仕事の状況も変わったりする中で、その必要性が今とても高まっています。水道光熱費・通信費だけでなく、その他の節約・固定費の削減も含めて、家計を改善する機会にしていただければと思います。

 

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