当時13歳で、中学校1年生のころです。学校で、性教育の授業は受けていましたが、なんとなく自分が生理になるのはまだ先だと思っていました。
下着に茶褐色のものがベットリ…
その日、私は友人と遊んでいて、おやつを買いに行こうということになり、スーパーへ向かいました。そして、私はトイレに行きたくなり、スーパーのトイレを借りて下着を下ろしたところで、ギョッとしました。
下着に、茶褐色のものがべっとり付いていたのです。それはちょっとクリーム状で、ところどころ乾いた感じ。私は「これは、何かの病気なのかも……」と思い、顔面蒼白に。トイレを出て、友人に「体調が悪くなってきた」と伝え、すぐに自宅へ戻りました。
半べそになって、姉に相談。すると姉は…
自宅に帰ると、母親はまだ仕事で不在。姉がいたので、半べそになりながら下着に付いていた茶褐色のものについて話をしました。
する姉はピンときたらしく、私をトイレに連れていき、「とりあえず、これを付けておけば大丈夫だから」と言い、新しい下着と生理用品を出して私に渡してきたのです。
私は、姉に言われた通りに、ナプキンのついた下着を装着すると、だんだんキリキリとおなかが痛くなり、座っていられなくなったので、ベッドで仮眠を取りました。
娘にも生理について話しやすい環境をつくってあげたい
仮眠から目覚めてトイレにいくと、ナプキンには赤い血液の色のものが! 怖くなって私は、もう一度姉に相談し、そこで初めて、クリーム状の茶褐色のだったものも生理の血だと気づきました。生理って赤いものだとばかり思っていましたが、私の場合、初めての生理は茶色っぽい感じで、赤色ではなかったのです。
そうこうするうちに、母が仕事から帰ってきました。私が寝ている間に、姉が母親に連絡したのでしょう。仕事から帰ってきた母親の手には赤飯が。
女の子が初めて生理になると赤飯を炊くと聞いたことがありましたが、「本当だったんだ!」と思ったと同時に、ちょっぴり恥ずかしい気持ちにもなりました。
今は私も結婚し、2人の娘の親になりました。まだ4歳と1歳の娘たちですが、もう少し大きくなったら生理の話をし、恥ずかしいことではなく喜ばしいことであることを伝えたいと思っています。そのためにも、生理のことについても話しやすい環境つくりをしたいです。また、長女には、私の姉がしてくれたように、私の不在時に妹が生理になっても、やさしく教えてあげられる人になってほしいなと思います。
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監修/助産師REIKO
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文/鼬鼠りんたろすさん