私の生理が始まったのは小学4年生のときです。経血量も多かったので、日中でも夜用のナプキンをつけるほか、寝るときはパンツタイプのものをはいていました。さらに、布団に漏れないようバスタオルを敷いて寝ることも……。しかし、だんだんと生理痛が酷くなり、2日目には冷や汗と体の震えで立っていられないほどになってしまいました。
「仮病なんでしょ?」と言われ…
私が21歳のころのことです。あまりに生理痛が酷いときは仕事を休んでいたのですが、男性には理解してもらえず……。生理痛がないという女性からは「仮病でしょう?」と言われたり、相当つらい思いをしました。
さすがに顔面蒼白で倒れたときは心配されましたが、2日目を過ぎたらいつものように戻るので、「やっぱり仮病?」と疑われる始末でした。
生理痛を改善するために取り組んだこと
私の生理痛は、ギューッと痛んでは治まるの繰り返しで、まさに陣痛のような痛みでした。当時は出産を経験していなかったのでうまく表現することができませんでしたが、陣痛のように波があり、腰が砕けるような痛みでした。
生理痛が酷いときや倒れそうなときは、市販の痛み止めを服用していました。病院に通った時期もありましたが、「ホルモンバランスがストレスなどで乱れているからだろう」とのことで漢方薬を処方してもらうことが多く、痛み止めのような薬は処方してもらいませんでした。
そこで、自分なりにどうにか生理痛を改善しようとあれこれ試みたのですが、一番効果を感じたのは体を温めることでした。よくよく思い起こせば、倒れるまで酷くなる生理痛は夏場、職場がエアコンでキンキンに冷えているときでした。そのため、夏場は職場では厚着したり、カイロを持参するようにしていました。
出産してからは嘘のように改善!
私自身もびっくりするのですが、出産後は嘘のように生理痛がなくなりました。昔は生理が始まる前には必ず鈍い痛みなどの予兆があったのですが、それすらなくなってしまい、今では気付いたら出血していることもしばしば。そこで、現在ではカレンダーを見てそろそろかな?と思ったら、事前に生理用ナプキンを付けるようにしています。
自分の体験を通して思うのは、十人十色、生理も人それぞれだということです。痛みがある人もいれば、ない人もいる。出血が多い人もいれば、少ない人もいます。今回の自分の経験から「自分は痛くないから、あなたも痛くないはず」と勝手に決めつけるのはよくことだと改めて思いました。私が生理痛で苦しんでいたあのころ、少しでも理解してくれる人がいれば、あんなにつらくて寂しい思いをしなくて済んだのではないか……とたまに考えてしまいます。
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監修/助産師REIKO
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文/水田真理さん