記事サムネイル画像

夜の寝つきは日中の過ごし方次第!?寝つきをよくするポイント【助産師】

ベビーカレンダーの人気コンテンツ【専門家に相談】のなかから特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は生後4カ月の赤ちゃんの睡眠に関するご相談です。

寝かしつけのイメージ

 

「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【専門家に相談】の掲示板。そのなかから特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は生後4カ月の赤ちゃんの睡眠に関するご相談です。

 

Q.何をしても寝なくて困っています

生後4カ月の娘の睡眠についての相談です。
今まではお風呂、授乳、寝るというルーティンがあって、授乳後はわりとすんなり寝ていたのですが、ある時から授乳が終わっても寝ず、寝たとしても10〜30分で起きるようになってしまいました。あまりにも寝ないため、添い乳を始めてみましたが、30分以上吸い続けて寝ません 。眠そうに目をこすったりあくびをしたりしているのに、いくら抱っこしても寝なくて、毎晩なのでどうしたらいいか困っています。

 

日中の活動として、うつ伏せ練習と週に2回ほどは児童館に行くようにして、お天気にもよりますができれば毎日外にお散歩に出るようにはしています。お昼寝は30分から1時間半くらいで日によってばらばら、抱っこしていれば寝ますが置くとすぐに起きるような感じです。


ちなみにおしゃぶりやスワドルアップは手放せなくなるのが嫌で使っていません。

 

高塚あきこ助産師からの回答

個人差はありますが、生後4カ月ごろになると、今までおっぱいを飲み、おなかがいっぱいになったら寝るというサイクルがルーティン化されていても、周りのものにも興味が出てきたり、活動量や運動量が増えてきて、寝つきが悪くなってくることがよくあります。

 

そもそも赤ちゃんの睡眠の質と、大人の睡眠の質には、大きな違いがあります。赤ちゃんの場合には、大人よりも浅い眠りが続いている状況と言われています。ですので、細切れに寝たり起きたりを繰り返すことも多いです。浅い眠りになったときに、再び深い眠りにつくことがうまくいかない場合に、起きてしまったり、なかなか眠れなくなってしまうこともあるようです。


昼夜の区別もついてくる時期ですので、日中に起きていることが多くなってきます。無理にお昼寝を促さなくても、お子さんのペースで寝かせていただいても良いですよ。日中はなるべく活動量や運動量を増やし、たくさんの刺激を与えてあげると、その分疲れて、夜まとまってグッスリ寝てくれるようになるかもしれません。
 

※参考:ベビーカレンダー「専門家に相談」コーナー

※診断や具体的な治療については医師の指示にしたがってください。

 

夜間の寝つきは日中の過ごし方で変わる!

生活リズムが整い始める生後2〜4カ月の赤ちゃんについてお伝えします。

 

1.朝は決まった時間に起こす(理想は7時)

カーテンをあけて陽の光を入れたり、窓を開けて外気を取り込んだり、「おはよう」と声をかけて起こしてあげましょう。明るい部屋に連れて行き、おむつ交換や着替えで朝の支度をして、朝が来たという認識をつけるようにします。

 

2.日中はできるだけ散歩などの散歩に出かける

まだ歩かない赤ちゃんでも、外気に触れたり、外の世界でいろいろなものを見たり、聞いたりする刺激は、体力を使うと言われています。体力を使うことで、疲れて眠気が訪れます。

 

3.お昼寝は、朝・昼・夕の3回。生後4カ月以降は夕寝をなくして2回へ

夜まとまって寝ていると想定すると、午前中の朝寝は生後3カ月までは2時間、生後4カ月を過ぎたら1時間を目安にしましょう。


ちなみに15時ごろまでの午後の昼寝は生後3カ月までは2時間半程度、生後4カ月を過ぎたら長くても2時間を目安に。夕寝は1時間程度で生後4カ月以降は徐々になくすようにします。また、夜の睡眠に影響が出るため、17時までには起こすようにしましょう。夕寝をなくすのが難しい場合は、15分ずつ早めに起こすなど徐々に減らしていくようにします。

 

4.夜寝るときは部屋を真っ暗にする

光が刺激になって寝付けないことがあります。反対にお昼寝は、暗くし過ぎないことが大切です。お昼寝はぐっすり眠らせる必要はないので、夜に熟睡させるために、体力を少し充電するくらいの軽い睡眠がいいとされています。

 

眠る環境を整えよう

1.夕方にむけて夕日のようなオレンジの照明や薄暗い照明を

オレンジ色の光はくつろぎモードに入ると言われています。夕方になったら照明やあかりを調整し、眠るときは暗くするようにしましょう。

 

2.寝る前には刺激のある遊びは控える

赤ちゃんが眠る30分〜1時間前は、「たかいたかい」などの激しい遊びや、テレビなどの目に刺激のあるのを見せるのは避けて、静かな遊び(手遊び、絵本を読むなど)を心がけてみましょう。
 

3.入浴後1時間以内に寝かしつける

お風呂に入ると体があたたまりますが、お風呂から上がると体温がどんどん下がっていくことで眠気を誘うと言われています。

 

4.スキンシップでリラックス

おやすみ前のスキンシップは、安心して眠りに落ちるためにもおすすめです。頭や頬をなでたり、腕や足をやさしくマッサージしてあげたりするのもいい方法です。ゆったりした音楽(クラシック音楽やオルゴール曲)をかけながらマッサージすると、自然と呼吸のリズムが音楽のリズムに同調し、リラックスできると言われています。

 

 

赤ちゃんが眠るまでのルーティン行動があると、それが始まると眠る儀式と徐々に理解して反射的に眠くなってくると言われています。例えば、お風呂に入って、薄暗い部屋でゆったりとした音楽を聞いたり、決まった絵本を布団でゴロゴロしながら読んだりしてもらうと眠くなってくるなどがあります。


個人差はありますが、睡眠のリズムを作るためには繰り返すことが大切です。参考にしながら、ぜひ試してみてくださいね。

 

<参考>

『ママと赤ちゃんがぐっすり眠れる本ー人気の夜泣き・発達外来の最新メゾットー』

小山博史・三橋美穂監修/リベラル社


※参考:ニュース(ママネタ)夜、寝ない! 2〜4カ月赤ちゃんの「意外と知らない寝かしつけの基本」【著者:助産師 榎本美紀 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー】

 

ベビーカレンダー記事制作の取り組み
  • \ この記事にいいね!しよう /
    現在ログインしていません。ログインしますか?
    シェアする

    • コメントがありません

  • あわせて読みたい記事

    気になる記事をまとめ読み

    人気連載

    新着連載

    連載完結

    もっと見る

    注目記事を探す

    人気記事ランキング

    アクセスランキング
    コメントランキング

    お得な無料キャンペーン

    暮らしの新着記事

  • PICKUP

    ベビカレアプリ
    新コーナー!

    ✨今すぐ✨
    チェック →