私に初潮が来たとき、わが家は父子家庭でした。これが生理かどうかもよくわからず、ただ、「体が変…」と不安に思っていた私。父にも、離れて暮らす母にも相談できなくて…。
お姉さんは、私の中で近くにいる信頼できる年上の女性という存在でした。お姉さんは、自分だけでどうにかするのが不安だった私の話を聞いてくれ、「生理ってこういうものだよ」と教えてくれました。相談前からなんとなく私もこれが生理なのかな、という感じはありつつも、よくわからなかったのですが、お姉さんに相談したことで、確信が持てました。
その後も、父には自分から伝えられず、中学生のお姉さんが教えてくれたように、ナプキンを購入して過ごしていました。しばらくしてから、たまに来る父方の祖母がナプキンの存在に気づき、父も知ったようです。
父子家庭だと、親にはなかなか相談しづらい初潮。私の場合は、近所の中学生のお姉さ
んが助けてくれて、何とか乗り越えることができました。私の経験から、父子家庭のお父さんは娘さんに初潮が来たときのことを準備してもらえるといいなと思っています。
原案/葉山美希さん
作画/和田フミ江
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