親戚に第2子妊娠を報告
第2子を妊娠してから、義実家に夫と長女と一緒に遊びに行ったときに、ちょうど近くに住む親戚夫婦が訪問してきたことがありました。私自身は何度かお話をしたことがある程度に知っていて、夫は昔からお世話になっている親戚夫婦です。
このころ私はすでに安定期に入っており、おなかも大きくなってきていたので「2人目が生まれるんです」という報告をしました。このときは「それはおめでとう」と喜んでくれました。
産院を聞いた親戚の白い目
会話の流れで奥さんから「どこで産むの?」と聞かれ「○○産婦人科です」と答えました。その瞬間に奥さんのニコニコした表情が消えたので、少し怖くなりました。奥さんは、「○○産婦人科? まさか無痛分娩するの?」と続けます。確かにこの○○産婦人科は無痛分娩を推奨していることで有名な産婦人科です。
けれども私がその産婦人科を選んだのは、単に家から近いから。無痛分娩をするかしないかは実際に分娩が始まってから決められるようになっていて、どんなお産になるかわからない以上、まだ「する」とも「しない」とも言えませんでした。そのため「まだどちらになるかわからないです」と答えました。
話も聞かず冷たい言葉
しかし奥さんは嫌な顔をして「ねえ△△さん(義母)、無痛分娩をするなんて母親としてどうなの? 大丈夫なの? あなたから何か言ってあげて」と言葉を続けます。心の中で「いや、なんで決めつけるの? それに、無痛分娩だっていいじゃない……」と思いながらも言い返せずにいました。奥さんは「嫌だわ、本当にラクして産もうとするなんて。信じられない。私は陣痛に2日間耐えて産んだのよ」とのこと。
お祝いムードは一転、嫌な雰囲気になったことで夫が「帰ろう」と言ってくれて、私たちは適当な理由をつけて帰宅しました。義母からは直後に「悪気はないのよ」とのメッセージが送られてきて、夫も「他人の言うことなんか聞かなくていい」と言ってくれました。
悪気はなかったにしろ、あまり知らない人に思いも寄らない言葉を向けられてとてもショックを受けました。普段穏やかな奥さんの口調が変わるほど、無痛分娩に対して悪いイメージを持っている人もいるのだなと驚いた体験談でした。
「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。
著者:水田 真理
アレルギー持ちな娘の母で元理科の塾講師。子育てはできるだけ家にあるもので、娘と楽しめるように日々創意工夫を実践。