私が小学生のころ、生理については学校の授業でサラッと触れた程度でした。家庭でも何も教えてもらっていなかったので、本当に無知だったなと今になって思います。そのため、当時は初潮がきたら水泳もやめるしかないと思っていたのです。
生理について何も知らなかった小学生時代
私が小学生だったころ、今のように「性教育」という言葉もまだまだ馴染みがなくて、学校でも家族でも、自分の周りでは性、そして生理の話はタブーのようなイメージでした。生理については保健の授業で「第二次性徴期になると女性は生理がきます」程度にサラッと触れただけで、当時まだ生理もきていなかった私には全然ピンときませんでした。
初めて生理になったのは小学校5年生の終わりごろでしたが、母親や同居の祖母からも特に何の説明もなく「これを使いなさい」とナプキンを渡されただけ。性のことや生理のことは、家庭でも相談するどころか口にすることもできないような雰囲気でした。
生理になったら水泳をやめるの?!
生理になってから、母親にひと言「もうプールも入れないから、水泳教室はやめないといけないね」と言われました。今思えばなぜ母がそのように思っていたのかも疑問ですが、それがなぜなのか、当時の私は聞くこともできませんでした。
私は小学校1年生のころから水泳に通っていて、泳ぐことはとても好きでした。中学生になったら水泳部に入るのもいいな、なんて思っていたのですが、母の言葉を聞いて、初潮がきたら水泳はできなくなるのが当然なのだと感じた私。結局、水泳部に入りたいと思っているとも言えないまま、水泳もやめてしまいました。
高校生になって読んだ雑誌で衝撃!
結局、生理についてしっかりと知識を得たのは高校生になってからでした。当時買っていたファッション雑誌に、生理についての特集があったのです。生理の仕組みや生理痛などの対処法、ナプキンやタンポンの使い分けも書かれていて、それを読んだ私は衝撃でした!
タンポンという方法があったなら小学生のころに知りたかった! こんな風に誰かに教えてもらいたかったし、もっと気軽に相談できたらよかったのになぁ、と心から思いました。
自分自身が母になって、最近は以前よりは性教育の大切さが広まっているように感じています。性や生理のことについては、どうやって子どもたちに教えていくか、なかなか難しいことではあります。
ですが、やはり正しい知識を持っておくことは大事だと身をもって実感したので、子どもたちには正しい知識を身に付けさせたいと思っています。それに加え、性のことでも何でも相談しやすい家庭づくりを目指して、子どもたちが生理に対して不安にならないようにしてあげたいです。
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監修/助産師REIKO
文/よっちゃん