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「私は健康!」 根拠のない自信で、体からのSOSスルーしていたら…

小さな体の異変は見過ごしやすいもの。特に今回の女性は、生理周期が規則的なこともあって自分の健康に自信があり、気に留めていなかったよう。そんな彼女に、検診の大切さを痛感させる出来事があったようです。

根拠のない自信で、体からのSOSスルーしていたら

 

自分は健康だという気持ちが強くあった私。ちょっと生理痛が重いように思えても、我慢できないほどじゃないからとスルーしていました。しかし、それは体からのSOSサインだったのです。

 

生理痛は軽く、周期も規則的。だから何も問題ないと…

27歳の私は、今まで検診に行く習慣はありませんでした。一度、市から子宮頸がん検診のクーポンが支給されたときに検査したことはありましたが、あとは職場の健康診断くらい。というのも、もともと生理痛は重くなく、少し鈍痛がある程度。生理周期も規則的なため、「自分は健康だ、何の問題もない」と感じていました。だから、「子宮の問題はない、結婚したらすぐに妊娠できる」と勝手に確信していたのです。

 

ところが、結婚し、妊活を始めて半年経ってもその兆候はありません。少し不安に思っていたころ、生理痛が徐々に重くなってきて……。我慢できない痛さではなかったので、あまり気にせずに過ごしていました。
 

生理の遅れで妊娠判明! 同時に病気も判明!?

そんななか、基本28日周期できていた生理が遅れていたので、妊娠検査薬を使ってみました。結果は、陽性反応! このとき初めて産婦人科を受診しました。

 

診察ではエコー検査をおこない、妊娠していることが判明。しかし、それだけではなく……。医師の診察で、妊娠と同時に、右に5cm大の卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)も判明したのです! 

 

ただ、妊娠6週6日という時期だったので、「精密検査はできない」とのこと。経過観察となりましたが、5cmという大きさに私は驚きを隠せず、初めて病気がみつかったことに戸惑いがありました。

 

※卵巣嚢腫は、卵巣内の卵胞に分泌液などがたまったもの。ほとんどが良性ですが、まれに悪性になる場合(卵巣がん)もあります。また、卵巣嚢腫が大きくなると、子宮とつながっている部分がねじれる(茎捻転)ことがあります。

 

小さな異変でも、不安は大きくなる

卵巣嚢腫があるため、出産にもリスクがあると判断され、健診はクリニックから大学病院に変更。そこで、大学病院でおこなっていた院内助産(医師が入らず助産師のみでの出産)を希望したのですが、それも難しいとの診断で、叶いませんでした。

 

幸い、何事もなく出産することができました。そして、卵巣嚢腫の大きさに変わりがないため、引き続き経過観察をおこなっています。ただ、一度ひどい下腹部痛に襲われ、夫が救急車を呼んだことが。医師の診察を受け、大きな問題はなかったのですが、「もしかしたら卵巣嚢腫の破裂したのかもしれない。茎捻転をしたのかもしれない」ととても不安でした。

 


もう、あんな不安な思いは経験したくありません。安心して日常生活を送るために、異変を感じたら、たとえ小さなことでも適切に受診をすることがとても大切だと気づきました。今後は体の変化にアンテナをはり、受診する足を軽くしようと思っています

 

 

監修/助産師REIKO

文/こむあやさん

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