こんにちは。離乳食インストラクターの中田 馨です。今日は「うちの子、そろそろ離乳食を始めるころかな?」と思ったときに、参考にしてもらえる「離乳食スタート時に気を付けたいポイント」についてお話しします。
離乳食スタート時に気を付けたい10のポイント
1.生後5〜6カ月ごろが目安
離乳食をスタートさせる目安は、月齢でいうと生後5〜6カ月ですが、赤ちゃんの発達には個人差があります。「5カ月になったら必ず始めなければいけない」と思わなくて大丈夫です。
2.できる限り平日の昼間
よく離乳食の本にも書かれていることですが、なぜ「平日の昼間」だと思いますか? 病院が開いている時間だからです。もし赤ちゃんがアレルギー反応を起こした場合でも、すぐに病院に行けますよね。
3.赤ちゃんの体調のいい日
赤ちゃんが下痢をしているなどの日に、わざわざスタートさせることはありません。体調が良くなってからスタートしましょう。
4.ママがゆとりのある時間
できる限り「午前中に食べると安心」という前置きを置いて。ママの心にゆとりがあるときに、離乳食づくりと与える時間をとりましょうね。
5.離乳食の量は小さじ1から
まずは、1日1種類を1さじ(卵はかたゆでした卵黄を耳かき1さじ程度)ずつ、午前中にあたえましょう。。最初に食べる食材でおすすめなのは、消化がよく、アレルギーを引き起こしにくいお米を10倍がゆにしてつぶしたものです。離乳食期は、新しい食材にチャレンジするときも、小さじ1杯から徐々に量を増やしてくださいね。
6.新しい食材は1日1品
一度に何品も増やしてしまうと、万が一アレルギーが起きたときに何が原因かわかりにくい場合があります。
7.食材は加熱する
離乳食に使う食材は、大人が生で食べられる食材でも加熱したほうが安心です。
8.薄味を心がける
赤ちゃんの内臓機能は未熟です。塩分は腎臓に負担をかけます。まずは、水からゆがいて素材の味を楽しむことからスタートします。だしを使うようになると、だしの風味だけでも十分においしいですよ。離乳食が進んで、調味料を使う時期になっても「風味をつける」程度にしてくださいね。
9.食べたあとは体の様子を観察する
特に、5~6カ月ごろ(離乳食初期)と新しい食材を食べたあとは、赤ちゃんの体の様子を観察しましょう。肌が赤くなる、発疹が出る、嘔吐する、下痢をするなどの身体的症状が出る場合は要注意です。医師に相談するなどの対策をとってくださいね。
10.病気のときは無理をしない
赤ちゃんが病気のときは、無理して離乳食を与えなくても大丈夫です。体調が回復したら、離乳食を前段階にいったん戻して再開しましょう。
離乳食を始めるときのポイントをたくさんお話ししました。離乳食のルールは、赤ちゃんの体を守るためにも大切です。ただ、「食事って楽しいな!」と赤ちゃんとママが感じることが大切です。離乳食期はたったの1年ちょっとしかありません。離乳食ライフをぜひ楽しんでくださいね!