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「まだ余裕〜!」おやつを食べていたら…「え、もう生まれる!?」みんなビックリの超スピード出産

ある朝、痛みは弱いものの陣痛かもしれないと思い病院へ。診てもらうと、痛みは弱く、子宮口もそこまで開いていませんでした。その日は一旦帰ることになるかなとのんびりしていたのですが、状況が一変。みんなを驚かせる超スピード出産になりました。

陣痛か便意かわからず電話

ある夜、いつもより強いおなかの張りを感じたものの、陣痛なら痛みで起きるだろうと思い就寝。その翌朝、おなかの痛みで目が覚め、「便意かな?」とトイレに行きましたが、何も出てこず……。「そういえば、前回も陣痛と便意の違いがわからなかったな」と思い出し、痛みの間隔を計ってみました。というのも、実は今回の妊娠は2回目。1回目は残念ながら死産だったのですが、そのときのことを思い出したのです。

 

すると、4〜8分の間で痛みの波がきていました。そこまで痛みはないものの、経産婦だしと思い念のため病院に電話。とりあえず診てみようということになり、7時ごろ病院へ向かいました。


診てもらうと、子宮口はまだ2cm程度しか開いておらず、痛みも弱いということで様子を見ることに。このときはまだ「一旦帰ってねー」と言われるんだろうな、くらいに思っていました。
 

まだまだ余裕と思っていたら急変!?

9時ごろ、「一旦トイレに行ってみましょう」と言われ、立ち上がると破水(高位破水でした)。このとき子宮口は3cm。破水したので入院が確定しましたが、まだまだ痛みは弱く、サンドイッチを食べながら助産師さんと談笑したり、家で待っている夫や友人に「おやつおいしい~」とLINEを送ったりする余裕がまだありました。

 

すると12時、唐突に完全破水し、それと同時に一気に痛みが押し寄せてきました。すっ飛んできた助産師さんに内診を受けたところ、「すぐに旦那さん呼んで!!」と言われ、あわてて「早くきてー!」と夫に電話。そのあとすぐ分娩室へ移動しました。

 

みんなビックリのスピード出産

夫と先生が到着し、「いきんでいいよー」と言われたので、痛みの波に合わせていきむことに。前回は陣痛促進剤を使って痛かったので、「そこまで痛くないのに、いきみたさはあるんだなぁ」と妙に冷静でした。数回目の陣痛で「もう髪の毛出ているよ!」と言われ、会陰切開。そのあとにきた陣痛で出せなかったので「悔しいー!」と言うと、「お母さん冷静!」と笑われました。「次の陣痛で出す!」と決意し、これでもかといきむと、ずるっとした感覚と一緒に頭が出てきました。そのまま流れるように体も出てきて、一気に痛みから解放されました。

 

子宮口3cmから出産までたった1時間という超スピード出産で、待っていた友人や両親には「ついさっきまでやり取りしてたのに!?」と驚かれました。夫も、家でごはんを食べながら「おやつおいしい~」と私とLINEをした数分後に「今すぐきて!」と言われたので驚いたそうです。いろいろな人を驚かせた出産となりました。

 

あとになって、念のためと思って病院に電話してよかったと思いました。あのとき連絡していなかったら墜落産の可能性もあったと思うと、自己判断は危ないのだと改めて感じました。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修/助産師REIKO


著者:しふぉんけーき

2019年に死産を経験。2021年現在は0歳児の育児中。今は育休中ですがセラピストをしています。

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