ある日、パパの足を蹴ったのに謝りもせず、そっぽを向いてしまったはる君。いくら諭しても叱っても、ヘソを曲げたまま……。
そんなはる君に「なんで謝らなかったの? そんなんじゃあ……パパ、はる君嫌いになっちゃうよ!!」と言ったところ、はる君は突如「パパー!!」と叫び、外へ飛び出して行ってしまい……。
はる君、嫌いになっちゃうよ。
なんとか追いついた末、涙を流しながらパパに謝るはる君の姿を見て、私は自分の失態に気づき、本当に胸が張り裂けそうになりました……。
これが、5年間育児をしてきた私が「1番後悔した出来事」です。親の言動が子どもに与える影響力の強さを痛感しました。
「子供にとって、家族が世界の全てである。親に愛されなければ、生きていけない。 だから、子どもたちは全力で親に愛されようとする」
〈アドラーの名言より〉
今思えば、下の子を妊娠中から、はる君の言動が今までと違う節がありました……。 それは〈もっと、僕を愛して〉というサインだったのかもしれません。
この出来事のあと、「なぜ、あんな事を言ってしまったのだろう……親として失格ではないか……?」と産後の情緒不安定さも相待って、いろいろと自問自答して涙することがありました……。
現在。この出来事から、あと少しで1年が経とうとしています。今の自分から、あのときの自分に伝えたいこと。
それは、
「親だって、子どもを産んで直ぐに親になれるわけではない」
「失敗と後悔を重ねて、親も『親らしく』なっていくんだ」
この2つを伝えてあげたいです。
末筆になりますが……
自分の育児失敗談を最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
親としてまだまだひよっこの私ですが、日々、子どもたちと共に「親」として成長していきたいと思っております。
画像提供/森田家@愛と笑いの育児漫画(@moritake2020)
はる君と妹ちゃんの成長を楽しみに思います😊