「やさしい」義両親と調子に乗る子ども
義両親は「嫌われたくない」の一点張りで絶対に子どもたちを注意しません。叱るのは親の役目、甘やかすのは祖父母の役目、という考え方なのです。私もその考え自体には共感するのですが、子どもたちだけで訪問しているなど親の目がないときはさすがに注意してほしいと思ってしまいます。
また、普段やさしい義両親に言われることで、子どもたちは良い意味でのショックを受けて、注意を受け入れる気になるのではと期待をしてしまうときもあります。
空気を悪くしない程度に注意するものの
子どもたちが騒ぎすぎたり危険なことをしたりすれば叱るのは親である私の役目です。それは当然なのですが、義両親が一緒にいるとき、特に義実家にいるときなどは子どもは聞く耳を持ちません。「じいじとばあばがいいって言ってるもん」のひと言で流そうとします。
実際、私が何か言うたびに「まあまあ、それくらいいじゃない」と義両親が声をかけるのです。本気で叱り飛ばしては場の雰囲気を悪くしてしまうという遠慮が私にあることも、子どもに見透かされているのかもしれません。
義両親に決まって言われるこの言葉
顔を合わせてからしばらくすると必ず義両親、特に義母から言われるフレーズがあります。「今の若い人は叱らない育児なんでしょう?」「私の母(義母の母、故人)は、同居していた孫(夫の従妹)の子育てが甘い、全然叱らないって溜息ついていたわ」と言うのです。
親である私が甘い、叱らないことを責めるニュアンスが感じられ「申し訳ありません」と言うしかありません。たまにであれば聞き流せますが、毎回必ず言われるので正直うんざり。子連れで義実家に行くのが苦痛になりました。
最近では義両親のコメントに対してはモヤっとしつつも「昔の親は厳しかったですよね~」「お義母さんも厳しかったんですか~?」と論点をずらし、義母の子育てエピソードを拝聴する流れに持っていくことで適当に流しています。「申し訳ありません」と謝るよりも、むしろ会話がはずんで楽しい時間になるような気がしています。
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作画/ぐら子
著者:川木みさ
7歳差の1男1女を子育て中。英検1級、児童英語指導者TEYL取得。海外サイトの翻訳や子育て体験談の執筆活動中。