久しぶりに買い物しようとのぞいたHP
わが家は都心にあります。新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言が続き、買い物にも気軽に行けない中、久しぶりに洋服が欲しくなった私は先日、お気に入りのセレクトショップのホームページをのぞいてみました。
気に入った商品を見つけたのですが、サイズ感がわからなかったので、同じお店で以前購入した商品と比較してみようと、購入履歴を開きました。
買った覚えのない商品がズラリ
購入履歴の一覧を遡っていくと、違和感を覚えました。なんとなく、自分の購入履歴を見ているのではないような感覚なのです。よく見てみるとやはり、購入した覚えのない商品がいくつも履歴に載っています。違う人のページに入ってしまったのかな?と確認してみたものの、間違いなく自分のページです。
なんだろう……と思って謎の履歴をさらによく見てみると、同じタイミングでほとんどと言っていいほど、メンズの商品も一緒に購入されていることに気が付きました。そこで、私はピンときたのです。
ポイントカードの共有が発覚のきっかけに
私と夫は共通のお気に入りのショップがいくつかあり、このショップもその1つで、夫が私にサプライズのプレゼントを買ってくれる、なんていうこともよくありました。でも、最近の履歴に載っていたそれらの商品は見たことのない物ばかり……。ちなみにそのショップで夫とは、ポイントカードを共有していました。
カードは1枚しかないので、カードは夫が持ち、私がひとりで買い物するときは、携帯電話の番号など会員情報を伝えてポイント付与してもらうという形です。また、ホームページの会員ページには私がログインできるようになっていました。夫はおそらくそのことをすっかり忘れて、愛人との買い物でもポイントカードを出していたようです。
もともと不貞は知っていたものの…
疑惑の購入履歴は4年も前の日付でした。そこで夫とのLINEのやり取りを遡って検索したところ、購入した日時はやはりどの日も、夫は「仕事」ということになっていました。
実は私は2年ほど前から夫の不貞を認識しており、昨年末ごろから弁護士を通して離婚協議中です。そんな中、新たな証拠となりそうなものを見つけてしまったのでした。疑惑の購入履歴の相手が、この不貞の相手と同一人物かはわかりませんが、4年前から関係があったのかもしれません。
初めての裏切り発覚ではないため、そこまでショックではありませんでしたが、それでも予想外なところで突然新しい証拠が出てきたので、少しメンタルがやられました。もしこれが初めての発覚だったらと思うと恐ろしいです。
意外なところから突然出てきた夫の裏切りの証拠に私は、驚くとともに「バカだなあ」と不覚にも笑ってしまいました。隠れて悪いことをしても、それはどこかで必ず明るみに出るんだな……と思った出来事です。
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著者:山本舞花
自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。