20代半ばのころ、2年ほど生理がこない期間がありました。妊娠したわけでもストレスを抱えていたわけでもないのに……。そんな私の身に起きた生理にまつわる体験談をお話しします。
1年半以上も生理がきてない…!
25歳ごろのことです。あるとき、ふと気がつきました。
「そういえば、しばらく生理がきてないなぁ……」と。
当時、同棲していた彼氏がいたのですが、避妊はきちんとしていたので、「妊娠はない」という、妙な自信がありました(今思えば、妊娠をみじんも疑っていなかった自分にもビックリですが……)。
生理がこなくなって1年くらいは「生理がこないってラクだ~。ラッキー!」なんて軽い気持ちでいたのですが、1年半もこないとなると、さすがに不安に。「このままじゃヤバイのかも……」と婦人科を受診することにしました。
婦人科を受診しても「え? 原因不明!?」
ところが、病院へ行っても生理がこない原因がわかりませんでした。
私の体型はいたって標準で、過度なダイエットをしたこともなければ、大きなストレスを抱えていたこともありません。
わずかながらの心当たりがあるとすれば、生理が止まったころから遡ること半年ほど前、潰瘍性大腸炎で1カ月ほど入院し、治療で点滴や飲み薬にステロイドを使っていたことくらい。
しかし、そのことを婦人科の医師に話しても「その可能性はあるかもしれないけど、真相はわからないですね」とのことでした。
結局、理由はわからないまま
結局、原因がはっきりしないままでしたが、ホルモン薬を処方してもらい、4~5カ月服用していたら、生理が再開。さらに数カ月の治療を経て、以前通りの生理周期と経血量に戻りました。
生理が止まる原因はさまざまあるのだと思いますが、私の場合はその理由が判明しませんでした。ただ、生理がこないという現象は体の異常を知らせるサイン。この先の人生を見据えると、異変を感じたら婦人科の受診をするべきだなと思っています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修/助産師REIKO
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文/吉野 華さん