今回もプレイルームで知り合った口唇口蓋裂の子の付き添い入院をしているお母さんたちとのお話です。
軟口蓋裂の付き添い入院をしているお母さんは、おなかが大変大きく、聞けば妊娠7カ月を過ぎたところだということでした。
何気ない会話から意識し始めた2人目…
くぴこが生まれてからもうすぐ2年。
治療や育児に手一杯で日々追われていていた私は、このときまで2人目という考えをまったく意識していませんでした。
2人目という意識が持てないほどに余裕がない自分。そして、もし次の子もまた……そう思うと淡い憧れの気持ちに、急ブレーキがかかりました。
あらゆる面で自信がない。そして、どうなるかわからなくて怖い……。そう思ったからです。
正直にその気持ちを話すと、軟口蓋裂のお母さんはこう言いました。
どちらにしても子育ては簡単じゃない。
いろいろ心配はあるけれど、家族みんなで楽しみにしている。そして、それが大事だと思って生まれるのをまちわびていると、うれしそうに話していました。
今は娘の治療や育児に専念したい気持ちが強いので、すぐに私も……というわけにはいきませんでしたが、この日から初めてひそかに娘と並ぶもう1人のきょうだいの景色を意識するようになりました。
2013年生まれの長女くぴこは「口唇口蓋裂」ちゃん! この記事が、口唇口蓋裂についての理解につながり、ひとりでも多くの親御さんの励みになりますように。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/助産師REIKO
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