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出生前診断はかわいそう?否定的な言葉を投げかけられても、私が出生前診断を選んだ理由

私は30歳で男の子を授かりました。仕事が波に乗ってきたなかでの妊娠だったので、当時の私はうれしいと心から喜ぶことができず、どこか他人事のようでした。だからこそ出生前診断も、悩みに悩んで受けてみると言う重い決断に至ったのではなく、20代のころに流産の経験があったので「何があるのかわからない。だから出生前診断を受ける」という気持ちからでした。

出生前診断はかわいそう?否定的な言葉を投げかけられても、私が出生前診断を選んだ理由

 

最初に選んだ羊水検査

インターネットで出生前診断のことを調べていると、羊水検査というのがあることを知りました。私はさっそく受けてみようと思い、かかりつけの産婦人科に相談しに行きましたが、残念ながら羊水検査はやっていませんでした。

 

しかし羊水検査について理解のある先生だったこともあり、「針を刺して羊水を採取するので流産や破水のリスクがまったくないとは言い切れない」など説明してくれました。また、保険適用ではなく全額自己負担になること、紹介先の病院では検査費用は20万円ほどかかるということも教えてくれたのです。

 

私が選んだ母体血清マーカー検査

かかりつけの産婦人科では、母体血清マーカー検査による出生前診断はしていると言われました。検査内容も血液検査でリスクが少なく、価格も3万円ほどだったので、こちらを受けようと決めました。

 

検査当日は看護師さんに採血してもらうだけなのであっという間に終わり、2週間後に検査結果を聞きにいくという流れです。ただ検査結果は染色体異常が起きる確率として出るので、確実な結果が出るわけではありません。

 

変わっていく気持ちの変化

検査から結果が出るまでの2週間の間、もし異常が見つかったらどうしようという不安がしょっちゅう訪れました。妊娠当初はどこか他人事でしたが、妊婦健診のエコー検査でおなかの子を見るたびに、愛おしさが増していったのです。

 

しかし、おなかの子を心から愛おしいと思う反面、異常が見つかったらどうすればいいのか……と不安で押しつぶされそうになり、とてもナーバスな状態に。2週間後、検査結果の紙を先生に説明してもらいながら異常がある確率は低いと言われ、ホッとしたのを今でも覚えています。

 

 

産婦人科の先生や家族とよく話し合ったうえで、出生前診断をするか決めるのは大切なことだと知りました。なかには否定的な言葉を投げかけてくる人もいましたが、出生前診断を受けたり選択をしたりするのは自分自身であり、その選択に正解も不正解も存在しないのではと感じました。私は不安を少しでも減らしたかったので、出生前診断の検査を受けてよかったと思っています。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

※人工妊娠中絶は、母体保護法により定められた適応条件を満たしている場合に限り、施行されます。

 

 

監修/助産師REIKO


著者:藤堂 まお

5歳男児の母でネイリスト。ネイリストとして現場で働きながら、自身の経験や体験を元にネイルや子育てジャンルのライターとしても活動中。

 

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