自分のことを「ぼく」という娘。幼稚園で「おかしい」と指摘され…

「ぼく」という一人称を使っている娘さんを持つママの体験談です。幼稚園のお友だちから一人称について指摘され、落ち込んでいたという娘さん。しかし、同じ幼稚園に通うクラス子から言われたあるひと言で、元気を取り戻したという体験談です。

幼稚園

 

わが家には7歳、5歳の娘と3歳の息子がいるのですが、見ているテレビの影響もあり、一人称が「ぼく」だったり「あたし」だったりと、その時々で定まらない状態です。私自身は、あまりそういったことを男女でくっきり分けてしまうのが好きではないのでそのままにしていたのですが、ある日次女が幼稚園で「女の子なのに『ぼく』はおかしい」と言われたらしく、落ち込んで帰ってきました……。

 

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一人称が「ぼく」の長女

発端は長女が自分のことを「ぼく」と言い始めたことでした。どちらかというと男の子向けのヒーローものを好むせいか、「あたし」や「わたし」というのが恥ずかしく抵抗があるというのです。


一方、次女は女の子っぽいものが好きで「あたし」という一人称を使っていたのですが、憧れの姉のまねをしたいという気持ちがあったのか、次女も「ぼく」と言うことが増えてきました。

 

女の子なのに「ぼく」はおかしい

ある日、次女が幼稚園から帰ってきたとき元気がなかったので事情を聞いてみると、同じクラスの女の子から「女の子なのに『ぼく』っていうの変なの。男の子みたい」と言われたというのです。


マイペースで周りからの評価は気にしないタイプの長女とは違い、周りからよく見られたい、浮きたくないという気持ちが強い次女は、「変」という言葉に傷つき、一人称を「あたし」に戻したほうが良いのか悩んでいました。

 

いまいち響かなかった私の言葉

「女の子なのに『ぼく』っていうのおかしいのかな」と悩む次女を、私は「おかしくない」「男だから、女だからなんてないよ」と精一杯励ましましたが、クラスメイトから言われた「変なの」という言葉を払拭するには至りません。


確かに「ぼく」を使う女の子は少数派で、いわゆる「普通」として扱われないことは私も十分わかっていました。私がどんなに「それでいい」と言っても次女にとっての世間、つまり幼稚園の仲間が良しとしてくれなければ、次女にとって意味がないのです。

 

娘を励ましたクラスメイトの言葉

結局、翌日も元気がないまま幼稚園に向かった次女でしたが、帰ってくると前日とは打って変わってニコニコ笑顔でした。聞くと、昨日と同じことを言われたけど、その直後クラスメイトの男の子が、「次女ちゃんは『ぼく』でもかわいいから、どっちでもいいんだよ!」と言い返してくれたというのです。


「ぼく」も「あたし」も使う次女にとって、この「どっちでもいい」という言葉が特にうれしかったのだと言います。「男の子も女の子も、どっちでもいいんだね」と笑う次女に次世代の強さを感じました。

 

 

5歳の娘にとって初めて立ちはだかったジェンダーの問題でしたが、同じ5歳のお友だちの「どっちでもいい」という言葉は何よりも強く、娘の悩みを吹き飛ばしてくれました。幼稚園の外部にいる母親ではなく、同じ幼稚園のなかにいるお友だちの言葉だからこそ、響くこともあるのだなと実感した出来事でした。

 

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監修/助産師REIKO


著者:岩崎はるか

2女1男の母。両実家とも遠方のためワンオペ育児中。先天異常の影響で肺が片方しかない医療的ケア児を含む3人の子を育てた育児体験談のほか、大学院で農学を学んだ経験から食についても執筆。

 

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