幼稚園まで家でみたかったけど
専業主婦ということもあり、幼稚園入園までは自宅保育を考えていた私。もともと私に精神疾患があり、保健師さんとお話しする機会もあったので、必要になれば病気治療で保育園利用もできるということは知っていました。
しかし、息子が2歳になり自己主張も増えてきたころ、心身ともに不調を感じるようになり、気が付くと日常生活もままならないほど悪化していたのです。
涙の慣らし保育
ちょうど空きがあり、入園できた保育園。2週間の慣らし保育が始まりました。慣らし保育初日、予想通り息子は大泣き。息子を不安にさせちゃいけないと思い、笑顔で手を振って自宅へ向かいましたが、息子の姿が見えなくなると、私も涙が止まらなくなりました。
2時間後迎えに行くと、私の姿が見えた途端、安心したように泣き出す息子。「ごめんね。ママのせいで寂しい思いをさせたね」と、息子に対して申し訳ない気持ちでいっぱいでした。しばらくは罪悪感に押しつぶされそうになりながら、保育園へ息子を連れていく日々が続きました。
保育園を選んでよかった
その後息子の泣く回数は減っていき、徐々に保育園に慣れていきました。仲良しのお友だちと遊んだり、家では体験できない遊びをしたりすることが楽しかったようです。時間ができたことで私も治療に専念できました。
日常生活もままならない状態から、保育園帰宅後や休日は、息子と一緒に遊んであげることができるまでに回復。改めて、親が元気じゃないと育児は難しいと実感しました。
息子には申し訳ない……という気持ちで決めた保育園入園。大泣きする息子に対して「ごめんね」と悩む日々でした。しかし、徐々に保育園に慣れていく様子を見て、私も励まされました。親であれど1人の人間。育児をする親が元気でいることが大切だからこそ、もう悩むのはやめようと思えました。当時はとても悩みましたが、今では保育園入園を決めてよかったと本当に思っています。
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監修/助産師REIKO
著者:岡田 うた
4歳男児のママ。精神疾患の治療しながら、子育てに奮闘中!趣味は読書。