新婚旅行の3日前に妊娠判明！そのまま出発した結果、飛行機の中でつわりが始まり…まさかの事態に！？

※コロナ禍前の体験談です。
 

出発前日までは体調がよかったので、先生の許可を得てハワイへ行くことに。当日は軽い胃もたれを感じましたが、「そのうち治るかも」と軽い気持ちでした。飛行機に乗ってしばらくすると、少しの揺れにも敏感になってしまい、ついにトイレで嘔吐！ 降りるまでに合計で4回ぐらいは吐いたと思います。

さらに到着の1時間前に貧血を起こし、顔面蒼白に。事前に航空会社には報告していたので、何度も気にかけてくれましたが、本当に迷惑な客だったでしょう。ちょっと休むと落ち着きましたが、ハワイへ到着したころには精神的にボロボロでした。

やっとの思いでホテルに到着。本来ならすぐに観光へ行くところですが、部屋でゆっくりと過ごしました。通常なら気にならないであろうクッキー屋さんの甘いにおいすらキツく、ハワイ滞在中は一度も外食はなし。ごはんはコンビニやテイクアウトのみです。予約していた海ツアーはキャンセル、もちろん海にも入れず……。

一方で、夫はひとりで夜の街を散歩したり、ベランダでお酒を飲んだりして過ごしていました。「ゆっくりできて楽しい」とやさしい言葉をかけてくれた夫には感謝でいっぱいです。

つわりには波があり、比較的コンディションのよかった日中は、お散歩がてらにショッピングへ行くこともありました。私は大のコスメ好き。海外コスメを買い漁っている時間はつわりを忘れて楽しむことができました。

さらに宿泊先は、ベランダからの景色が良いことで有名な某ホテル。その景色をぼーっと眺めながらゆっくりとした時間を過ごしたことは、今となっては贅沢なひとときだったのではないかと思っています。

何より無事に日本へ帰ってくることができてよかったです。なるべくホテルの中で過ごし、無理をしなかったことが功を奏したのかもしれません。ハワイの病院代は高額であると理解していたものの、「万が一何か起きていたら」と思うとゾッとします。

※妊娠中の旅行については、自己判断で計画せずに必ず医師に相談しましょう。飛行機を使って移動する場合、航空会社によって搭乗可能な妊娠週数が異なるため、注意が必要です。搭乗条件に、医師の診断書の提出が必要な場合もあります。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修／助産師 松田玲子

4歳男児と2歳女児の母。婿入り婚で、両親と同居中。趣味は美容やコスメ集め。最近は2歳の娘もオシャレに興味を持ちはじめ、「早く一緒にショッピングを楽しみたい」と期待を膨らませる日々。美容や育児をはじめ、ブライダルや暮らしなど幅広いジャンルを執筆中。