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【43歳で第4子出産】出産当日に判明した妊娠高血圧症候群。知らぬ間に高位破水までしていて⋯

43歳で出産した、第4子の出産エピソードです。もともと骨盤が狭く、第1子出産のときは3日掛かりの末の吸引分娩。3番目はラクに産めますよ、とお墨付きをもらった第3子ですら18時間の果ての出産。しかも羊水が深緑色に濁っていて、ギリギリのところで元気に生まれました。そんな私の、第4子出産当日に起こった出来事をお話ししたいと思います。

出産当日に判明した妊娠高血圧症候群。知らぬ間に高位破水までしていて⋯

 

鈍い痛みで目が覚めた

体重増加が気になる以外は順調な妊娠期間を過ごしていました。とは言っても臨月に突入すると、おなかはますます大きくせり出し、胎動も激しくて痛くてたまらず。歩くのもやっとで、ペンギンのようによちよちと歩いて動いていました。横になってもベストポジションがなかなか探せず苦しくて、座っていてもお尻や腰が痛くなり臨月は思うように動けず、かなりしんどかった記憶があります。

 

早く産んで身軽な体に戻りたいと願いながらも、実は3人の上の子どもたちが全員、出産予定日を超えてから生まれていたので、今おなかの中にいるこの子もきっと予定日超えだな!と確信していました。ところが、妊娠39週3日の早朝4時30分、鈍い痛みで目が覚めるのです。

 

え? もう入院?

おなかの張りは30分から15分程度の間隔のまま、時間が過ぎていきます。この調子だとそんな早くには生まれないなと感じていました。この日は妊婦健診日。受付でおなかの張りを説明したら、すぐにNSTへ。血圧測定をすると「あれ? 血圧が高いよ……上が135!!」。予期せぬことを言われてびっくりしました。私はもとから血圧が低く、上が100〜110くらいで、妊婦健診でもその値をキープしていたのです。

 

慌てて先生が呼ばれ、内診で子宮口の開きを調べるとまだ2cm。超音波でも赤ちゃんの状況を確認すると、手足がよく動いて元気そうでひと安心しました。しかし、先生から言われたことは「妊娠高血圧症候群です。おなかの張りが弱いので今日のお産に繋がらないかも。そのときは帝王切開に切り替えて赤ちゃんを出しましょう。今から入院してもらいます」。⋯⋯もう、絶句です。

 

怒涛の時間

入院して帝王切開に関する検査をひと通り受け、病室に戻るとおなかの張りは生理痛程度。間隔も10分から15分。母子ともに健康で安全な出産を願い、帝王切開に気持ちを切り替えると心が軽くなりそのまま眠ってしまいました。その後、助産師さんが来て内診をしたのですが、何か様子がおかしいのです。内診すると赤ちゃんの頭に直に触れるらしく、卵膜がなく、もう破水しているかもとのこと!

 

私に破水の実感がなかったので、つけていたナプキンにリトマス試験紙をあてて確認作業をすると羊水でした。いつから羊水が出ていたか聞かれたのですがわかりません。おなかの高い位置で卵膜が破れると高位破水といい、少ししか漏れてこないので私は気付かなかったのでしょう。そして、この後からだんだんおなかの張りが強くなりました。でも子宮口はまだ2cmのままで帝王切開の可能性は五分五分という状況。

 

子宮口5cmから一気に全開大!

いよいよ陣痛が本格的に強くなってきました。かなり痛みが増したところで助産師さんを呼び内診。まだ子宮口は5cmだったのですが、急きょ分娩の準備が始まりました。子宮口が5cmの割にかなり柔らかい。一気に開きそうだと感じたそうです。

 

助産師さんは、「子宮口はまだ全開じゃないけど弱い力でいきんでみて!」と言ってきました。恐る恐るいきんでみたら、ほんの2〜3分で子宮口全開大に。それからは必死に、いきんでいきんでようやく娘と対面。

 

途中でへその緒が赤ちゃんの首に絡まっていて、助産師さんがそのへその緒を首から外していました。いきみながらも冷静に見ていた自分も変ですが、とにかく安堵です。終わったーー!! そのひと言に尽きます。

 

 

出産は百人百様で、お産の数だけドラマがあると実感しました。妊娠中はちょっとした体調の変化に気付けるように日記に書いておいたり、体温や血圧は毎日測っておけばよかったと反省。受診するまで血圧が高いことに気が付いてなかった!なんて、今考えると、とても怖いです。赤ちゃんも私も安全第一の出産が一番大切と実感しています。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

 

監修/助産師REIKO
イラスト/キヨ


著者:優木 まり

25歳になる長男を筆頭に4歳女児までの3男1女を育てるアラフィフママ。元美容部員のスキルを生かして美容記事を執筆するほか、子育て・出産関連についても執筆している。

 

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