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「痛いよぉ」と大きな悲鳴が!安心していた気持ちが一気に不安へ変わり…

「口唇口蓋裂ちゃん、育ててます」146話は、抜糸手術を翌日に控えたときのお話です。

最初は検温をしに来た看護師さんのことを怖がり、泣いていた娘でしたが、術後1週間近くになって、体調や環境にすっかり慣れたようで……。

 

娘がたくましくなっていく姿に圧倒され……

jeniko146

 

小児科診察でも自らおなかを見せたり、朝の処置でも泣かずに口を自ら開いて術後ケアをさせてくれるようになったりと、すっかりたくましくなりました。

 

実は抜糸手術の説明を聞いたときに驚いたのが、当時通っていた病院では口唇裂手術のときとは違い、口蓋手術の抜糸処置はあまり暴れるなどの危険な場合を除いて、基本的に麻酔なしで処置することになっていました。

 

不安のまま痛みと怖さにショックを受けた手術を終えて、ようやく笑顔を見せてくれるようになったのに、またも娘が怖い思いをするのかと思うと、とても憂うつでしかたありませんでした。


そのため、麻酔を使用しての処置を相談しましたが、その場合はまた全身麻酔をするのでその処置後の麻酔の影響がないか様子を見る必要があり、退院がのびるとのこと。


先生や看護師さんたちから娘を見たかぎりでは、口の中のカバーの糸を外すだけの処置に「わざわざ全身麻酔を使う心配はない」と言われてしまい、大丈夫か不安でしたが……。

 

jeniko146

 

先生たちからも「問題なし」と太鼓判を押してもらうほどの娘の元気な姿に、それまでの不安だった気持ちもなくなり、安心して明日を迎えられそうとホッとしていたのですが、その矢先……。

 

jeniko146

 

ちょうど抜糸処置を受けている子の大きな悲鳴が聞こえてきました!

 

jeniko146

 

泣き叫び「いたいよぉぉぉ! 」と響き渡る悲痛な声をカーテン越しに涙を抑えながら見ている付き添いのお母さんの様子を見て、安心した気持ちが一気に不安に逆戻り……。

 

その泣き叫ぶ声はあまりに痛々しく悲痛で、大人の私でもとても恐怖を感じました。
 


2013年生まれの長女くぴこは「口唇口蓋裂」ちゃん! この記事が、口唇口蓋裂についての理解につながり、ひとりでも多くの親御さんの励みになりますように。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。


監修/助産師REIKO

 

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    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーターじぇにこ

    1986年生まれ愛知県在住。2013年生まれの長女と2017年生まれの次女、二児の母。デザイン学校卒業後、社会人経験を経てお絵かき主婦へ。 口唇口蓋裂や夫婦のこと、日々の育児で翻弄される様子を絵日記ブログで公開中!

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