暖房は出発の30分前に消す
彼は浪費をしないので助かりますが、お金に関して「細かいなあ」と感じることが多々あります。
例えば、冬は床暖房やファンヒーター。わが家では、夫が先に出勤し、30分後に私と子ども2人が出発するのですが、私と子どもはまだ家にいるのにもかかわらず、夫は自分が出掛けるときに暖房を消してしまうのです。
まだ家にいるのに暖房を消されてしまうのは、なんとも悲しいものですが、夫は「余熱で暖かいから暖房は早めに消す」という考え方。正しい意見かもしれませんが、私はなんだか信頼されていないような気がして……。今は慣れて受け入れられるようになりましたが、当時はむなしい気持ちになりました。
洗濯乾燥機は止めて自分で干す
また、洗濯乾燥機の使い方でも驚くことがありました。そのころ私は子育てと仕事の両立で、疲れ切った状態。そのため、夜の洗濯後、洗濯物を干す気力や体力が残ってないときは、洗濯乾燥機を使っていました。洗濯物を干す負担を減らしたい、子どもと関わる時間を増やしたいとの思いからです。
しかし、私が乾燥機の電源をONにしたあとに、夫がOFFにして自分で洗濯物を干し始めたのです! 「洗濯乾燥機は使いたくない、電気代がもったいない」との意見でした。
家電の便利な機能を使って家事の手間を省きたい私と、電気代を節約したい夫の考え方の違い。この考えは今も平行線のままで、きっと今後も溝は埋まらないでしょう。ただお互いの考えを相手に押し付けずに、それぞれがやりたい方法で行動しているから、結婚生活を継続できている……、そう思います。
食べたいものより割引率
コンビニやスーパーでお昼ごはんを買うときにも、お金の使い方に差が出ます。私は食べたいもの優先、夫は割引率優先です。食べたいものより割引してあるものを選ぶ姿に、初めはビックリしました。
ただ、ここでも相手にその考えを押し付けず、お互いに自分の買いたいものを選ぶだけ。今は慣れましたし、彼自身のことなので問題にはなってません。
服、下着類は破れるまで使い倒す
さらに、夫は服や下着類の新調はめったにしません。破れるまで使い倒します。一方、私は新しい物や服が好き、お買い物も大好きです。
そんな私たちがうまくいっているのは、私が新しい服を買っても夫は否定せず、容認してくれているおかげかもしれません。ただ、夫がヨレヨレになった服を着ているときやボロボロの靴下を見たときは、私はつい口を出してしまい、「この靴下、新しいものと交換して~」とお願いしてしまうことはあります。
結婚生活が始まって間もないころは考え方の違いに驚き、ぶつかることもありました。ただ、お金に対する価値観は、育ってきた環境や親の影響が大きいと感じています。長年の価値観がすぐに変わることはありません。そのため、私たちはお互いに相手の価値観を「良い・悪い」や「正しい・間違っている」と決めつけず、自分との違いを受け入れてきました。
結婚生活を長く幸せに続けるコツは、相手の考え方を否定せず、お互いに容認することかもしれないなと思います。
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著者/あきこ