朝起きたらベッドシーツが汚れていた!
私がある同級生の女友だちの家に泊まりに行ったときのことです。その夜は生理2日目で出血量が多い日だったことに加え、友だちが私にベッドを貸してくれたため、失敗してはいけないと生理用ショーツをはき、ナプキンも大きな物を使っていました。
しかし、前日の夜の入念な準備にも関わらず、朝起きるとお尻の下に明らかに経血とわかるシミがあったのです。普段、寝ている間に経血が漏れたことがほとんどなかったのに、よりによって「友だちのベッドシーツ」を汚してしまったということで頭が真っ白になりました。
経血のシミを見つけた友だちの反応は……?
起きたばかりの私がベッドの上で放心状態でいると、先に起きていた友だちが私に「ぼーっとしちゃって、どうしたの?」と話しかけてきました。その瞬間、経血でベッドシーツを汚してしまったことを気持ち悪がられ、嫌われるかもしれないという恐怖と、かと言ってごまかせるものではないという思いが頭の中を走りました。
しかし、2つの気持ちのなかで何も言えずにいる私を不思議に思った友だちはベッドに近づき、私が言うよりも先に経血のシミを見つけたのです。
見つけた瞬間、友だちはただ「あら」とだけ言葉をこぼしたのでした。
友だちの心の大きさを実感
「ごめんなさい、ちゃんと対策はしてたのだけど汚しちゃった」。私はそう言って素直に謝りました。しかし心の中では、「このことが原因で、今後距離を置かれたらどうしよう」という気持ちでいっぱいだったのです。
ところが友だちは私の心配もよそに、「よし! ベッドシーツ洗うから手伝って!」と笑顔で言葉をかけてくれました。さらに、友だちがこの後も普段通りに接してくれたので、どんどん不安をが消えていくとともに友だちの懐の深さを実感したのです。
今回のハプニングは友だちの心の大きさを実感したので結果としていい出来事でしたが、今後は同じような迷惑をかけないために経血漏れ予防には十分注意していきたいです。
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監修/助産師REIKO
著者/橘 純香