ホットフラッシュは他人に気付かれなければ安心できる
ホットフラッシュがなぜそれほど嫌なのかを改めて考えたとき、「滝のような汗をかいている状態を他人に見られるのが恥ずかしいから」と気付きました。そこで、汗をかいている姿が他人にわかりづらければ、それほど不安にはならないのではないか?と考え、いくつかのことを試し始めました。
洋服の色を工夫して汗ジミを目立ちにくくする
まずは、汗ジミがわかりづらい服を着ること。例えば、グレーをはじめ無地の服は、汗をかいたことがすぐにわかるので避けるようにしています。
夏であれば、ゆったりとした透け感のあるクロッシェ(かぎ編み)風トップスの下にキャミソールを合わせると、とても涼しく、また汗をかいたことがわかりづらいのでよかったです。色は白か黒が最もわかりづらいように思います。
ただ、夏は周りの人も汗をかいていますから、ホットフラッシュが起こったとしてもそれほど違和感はありません。問題なのは、クーラーが効いている場所や冬の寒い日などの誰も汗をかいていない状況で起こるときです。
ひとりだけ大量に汗をかいているのは本当に恥ずかしく、何か症状を落ち着かせたり、うまく隠せたりする方法はないかといつも思っていました。そこで考え付いたのが以下の対策です。
冷たい飲み物で冷却する
電車やバスなど、多くの人がすぐ近くに来ることがわかっている場所に行く前には、よく冷えた飲み物を買い、首やわきの下などを冷やします。
私はミニボトルを2本買ってから、トイレに行って両方のわきの下を一気に冷やすようにしています。
首の後ろや耳の下辺りも冷やしておくと、その後しばらくは汗をかかなくなることが多いです。もちろん、ホットフラッシュが起こってしまってからも、早めに落ち着かせるのに役立っています。
スカーフや帽子など身に着ける小物でおしゃれに隠す
次に、洋服以外に汗を吸収してくれる物をあらかじめ身に着けておく方法です。
例えば私はショートヘアなので、首の辺りにかいた汗で襟足がびしょびしょになることがあります。これを避けるために、汗を吸い取りやすいガーゼや手ぬぐいなどを首に巻いておき、その上から軽い巻き心地のスカーフを巻いて隠します。
上から巻くスカーフは、下に巻いたガーゼが乾きやすいように通気性のいい素材を選んでいます。冬は首に巻いたガーゼや手ぬぐいをタートルネックで隠しています。
また、汗をかいて濡れてしまった髪の毛を隠すために帽子も使っています。
夏ならつばの大きいもの、冬なら髪を覆い隠してしまうものもよかったです。頭をすっぽりと覆うキャスケットタイプのすてきな帽子をたくさん見つけたので、今後はそういうものもじょうずに利用していきたいなと思っています。
また、帽子の中にミニタオルを入れておけば、ここでも汗を吸い取ることができるので便利です。
小さな助っ人「保冷剤」
デパ地下などでケーキや総菜を買ったときにもらえる「保冷剤」もホットフラッシュの強い味方です。
例えば、ポーチ型になっているミニタオルの中に忍ばせておくと、ちょっと顔を押さえるフリをして冷やすことができます。
また、冷やした保冷剤をビニールテープなどで細長く貼りつなげておき、先ほど紹介したガーゼ・手ぬぐいの中に入れて首に巻いたり、帽子の中に入れたりしながら使うこともできます。
最初から帽子やスカーフにガーゼハンカチを縫い付けて、保冷剤を入れる場所を確保しておくのも良いと思うので、今後試してみます。
まとめ
私の場合、焦ったり心配したりすることで大量の汗が出てくることが多いので、いつホットフラッシュが起こっても大丈夫なように準備をしておくことが安心感につながっています。
人前に出たときに「今起こったらどうしよう?」と考えることもホットフラッシュを助長させている気がするので、きちんと準備を済ませて安心していると、不思議とホットフラッシュは起こりづらいように思います。
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著者:望月かおり
気持ちが落ち込むことが増えてきたので、前向きになる方法を探しつつ、趣味を増やそうといろいろな習い事を始める。既婚、自宅でリモートワーク。猫と犬が大好きで、保護した猫2匹も家族として一緒に暮らしている。