医療 更年期

「マスクしていても苦しくない」は呼吸が浅い?肺呼吸で更年期症状を改善【医師監修】

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コロナ禍の今、マスク生活は当たり前になりつつありますが、マスクを着けていてもまったく息苦しくないということはありませんか。そんな人は無意識に呼吸が浅くなっている可能性があると産婦人科医の駒形依子先生は指摘します。更年期女性の呼吸が浅くなることの危険性と、解決策について聞きました。

肺呼吸1

 

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呼吸が浅くなると体内は酸素不足に

肺呼吸2

 

マスクを長時間着けていれば本来なら息苦しくなるはずですが、無意識に呼吸が浅くなっている人は息苦しさを感じないと駒形先生は言います。

 

「呼吸が浅いということは、知らないうちに慢性的な酸素不足の状態に陥っているということです。酸素不足が続くと頭痛やイライラ、眠気、だるさといった症状が進行していきます」(駒形先生)

 

それではどうすればいいのかというと、肺呼吸がとても大切だそうです。

 

「酸素を体に取り込む際に必要なガス交換をおこなっているのは肺です。鼻から酸素を吸いながら胸郭を広げて、胸を開きながら肺に酸素を送り、そして、そのあとにおなかをへこませて横隔膜を押し上げることで、二酸化炭素を限界まで吐き切ります。しっかり肺の機能を使って吐き切ることで、必要な酸素を十分に取り込むことができます」(駒形先生)

 

肺呼吸は更年期症状にも効果が

肺呼吸3

 

肺呼吸は、体内にしっかり酸素を届ける以外にも、更年期の女性にとってうれしい効果が期待できると言います。

 

「女性ホルモンは、脳の視床下部から脳下垂体へ、そして卵巣へと指令が伝えられ分泌されます。この視床下部には自律神経をコントロールする働きもあるため、更年期に女性ホルモンが急激に減少すると、司令部の視床下部にも影響し自律神経も乱れてしまいます。自律神経は全身に張り巡らされていますが、唯一、自分で動かしてコントロールできるのが横隔膜。横隔膜を肺呼吸で刺激することで自律神経を整えることができます」(駒形先生)


 
特に肺呼吸は「上に上がったものを下に下げる」効果が期待できるので、血流が脳の付近に集まることで起こりやすいホットフラッシュやイライラ・不安といった感情面の不調がある人は試してほしいとのことです。

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