1人目の夫。足りなかったのは思いやり
1人目の夫は仕事命のビジネスマン。休みもいつ取れるのかわからず、休みの日も仕事の電話を優先するような人でした。そんな彼との間に子どもを授かり、彼が忙しいことは理解したうえで、精一杯サポートしてあげよう!と思い、結婚しました。
当時は彼のことが大好きだったので、まさかその後、離婚することになるとは思いもしませんでした。しかし、いざ結婚してみると、好きという気持ちだけでは結婚生活は成り立たないということを実感。特に子どもが生まれたあとは不満が溜まる一方でした。
彼はどこかで「私が育児をするのが当たり前」という気持ちを持っていたように思います。そして私自身も、彼に「思いやりの心」がなくなっていることに気づき、次第に「私がこの人と一緒にいる意味はなんだろう?」という気持ちになったのでした。
再婚を決めた夫は「家庭想い」
再婚した夫はいつでも子どもたちや私のことを第一に考えてくれる人。どんなときでも私たちありきで行動してくれる、そんな男性です。
これはまだ私たちが再婚する前のこと。子どもが熱を出してしまったのに、病児保育も空いておらず、仕事も休めないという状況に私が陥ったとき、彼は迷わず「俺が仕事を休む」と言って、熱のある子どもの面倒をみてくれました。
「俺が仕事を休む」のそれは、1人目の夫からは絶対に聞けなかった言葉。冗談交じりに文句を言い合いながらも、いざというときに頼れるような関係性がものすごく心地よく感じて、迷わず彼との再婚を決めました。
2度の結婚を通じて感じたこと
最初の結婚では良い意味でも悪い意味でも、お互いが「当たり前の存在」となっていて、思いやりの気持ちがなくなってしまったのが、気持ちが離れていった一番の原因だと思います。再構築の余地もあったかもしれませんが、それ以外にも、彼には自分本位で自由にお金を使ってしまうなどの理由があったため、私が離婚を決断したことは間違っていなかったでしょう。
再婚後の生活は、以前の結婚生活では考えられないほど、夫が家事と育児に協力的でとても助かっています。当たり前のことにも思えますが、お互いが「相手を尊重する気持ち」を忘れずに持つことが、結婚生活において大事なことなのかなというのを実感しています。
再婚したのち2人の子どもを授かり、今では4人のママとなりました。夫のサポートがあるおかげで、大きな苦労もなく、育児と仕事の両立ができています。お互い感謝の気持ちを大切に、これからも良い夫婦関係を築いていきたいと思っています。
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著者/夏川さほ