※調査概要
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」のサービスを利用された方
調査期間:2020年7月4日~2020年7月8日
調査件数:3,687件(有効回答数)
生理が重いと感じている人は約半数
まず、生理症状の重さについて聞いてみました。
「生理が重い」と感じている人は約45%で、なんと割合としては一番多いという結果に。「普通」と感じている人は約40%、「軽い」と感じている人は約14%と少数派でした。多くの女性が「重い生理」に悩まされているようです。
次に、「生理が重い」と答えた方に、その症状を聞いてみました。
※複数回答
一番多かった症状は腹痛、続いて腰痛、経血量が多いという回答が続きました。上位3つの症状は、生理が重いと感じている人のなんと半数以上が感じています。また、頭痛や頭重、フラフラするといった症状も半数に近い回答。つまり、生理が重いと感じている女性は、生理とともに同時にやってくる複数の症状に悩まされているということになります。
また、「自分の生理が重い」と感じるようになった時期についても聞いてみました。
中学生くらいからと答えた方が最も多く、次いで20歳前後から、高校生くらいからと続きます。初潮時からと答えた人を含めると、約75%の方は10代~20代前半から、その生理の重さを感じるようになっています。
「生理が重い」と感じても、6割近くは受診しない
次に、生理が重いと感じている人に、婦人科を受診したかどうかを聞いてみました。
受診したという人が約4割、受診していないという人が6割という結果でした。複数の重い生理症状に悩まされているのに、婦人科を受診する人のほうが少ないのですね。受診しない理由は、何なのでしょう?
圧倒的に多かったのは、「受診するほどでもないと思った」という答え。なんと約65%の人が理由として挙げています。つまり、「生理が重いくてつらいけど…… 婦人科を受診するほどではないではないよね」「婦人科を受診するレベルはもっともっとつらくなってから……」と思っているということ。婦人科受診へのハードルの高さを感じます。
そのほか、「受診が面倒」「怖い」「恥ずかしい」「忙しい」「内診が嫌」「男性医師に当たると嫌」という理由も10%以上の人が挙げていました。
受診しなくて大丈夫?受診した人の結果は…
生理が重いと感じていても、6割近くの人が「受診しない」という状態にあるようですが、受診した人も約4割。「生理が重い」で受診した人の診断結果はどんなことだったのでしょうか?
生理不順を指摘されたという人が3割近く。「その他」のなかには「とくに異常が見つからなかった」という人も多かったです。しかし、子宮内膜症や卵巣のう腫、子宮筋腫、子宮腺筋症など、婦人科での治療が必要になることもある病気が見つかった人も。重い生理で「受診するほどではない」と感じている人のなかにも、もしかしたらこういう病気が隠れている恐れがあるのかもしれません。
生理痛が重いと感じている人は意外と多いのに、そのなかの半数以上は、婦人科を受診しないままに過ごしていることがわかりました。また、婦人科を受診することについては、多くの人がハードルを感じているようですが、「生理が重い」と感じ始めるのが、意外と若い世代からということも、「婦人科は受診しづらい」と感じる理由かもしれません。しかし、受診した人の中には、治療が必要になる病気が見つかった人もいます。
生理症状は他人に相談しづらかったり、つらくても後回しにしがちではありますが、我慢せず、気になる症状があれば、専門家の意見を聞いてみるということを大切にしたいですね。
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