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「おもちゃより夢中!?」保育園で子どもたちに大人気!現役保育士がおすすめする『秋の遊び』4選

保育士の中田馨さんが、保育園で実践している「秋の遊び」を教えてくれました。落ち葉やどんぐりなど自然を使った遊びが楽しめる時期なので、ぜひ赤ちゃんと一緒にやってみてくださいね!

こんにちは、保育士の中田馨です。秋らしい涼しい日が続くようになってきましたね。秋は気候もいいですし、子どもたちが自然と関わりながら遊びやすい時期でもあります。今回は、そんな秋におすすめな遊びを紹介します。

 

1歳以上におすすめ! 落ち葉で遊ぼう

秋と言えば、落ち葉の季節。公園などに行くとさまざまな種類の落ち葉が落ちているのではないでしょうか。赤や黄色・茶色の落ち葉もあります。大きい落ち葉から小さい落ち葉など大きさの違いもあります。形もいろいろな落ち葉を子どもと一緒に触れ合いながら「黄色い落ち葉だね」「顔ぐらいある大きい落ち葉だね」などとたくさん言葉かけをしましょう。

 

自然の中で、色の違いや大きさの違いを子どもは学ぶことができます。また、落ち葉がたくさん落ちているところを歩くと「カサカサ」と音がするのも楽しい! もし、子どもの顔ぐらいの大きい落ち葉を見つけたら、目と口に当たる3カ所に穴をあけ、お面にしてもいいですね。家に落ち葉を持ち帰ったなら、小さめの丸いシールを張って目や口にして、落ち葉で個性的な顔を作るのも楽しいですよ!

 

1歳以上におすすめ! ダイナミックにフィンガーペインティング

フィンガーペイント

 

用意するものは、大きい紙と絵具です。

 

大きい用紙は、四つ切の画用紙ぐらいの大きさがあるとダイナミックに遊べるでしょう。用紙の色は白でもいいですし、黄色やオレンジ色でもOK。絵具は秋の葉っぱの色を思わせるものを用意します。

 

他に準備するといいものは、下記の3つです。

・新聞紙(机の周りに絵の具がつかないように、床、机に貼り付けます)

・容器(絵具を入れる)

・水(絵の具を溶く)

 

この遊びをするときは、汚れてもいい服を着ましょうね。

 

遊び方はいたって簡単! 絵具を指につけて用紙に塗っていくだけです。初めて絵具を触る子どもはもしかするとその感触をいやがるかもしれません。「なんだこれ?」と警戒するのは当たり前。もしいやがったら、筆やスポンジなど手を汚さなくても描けるものでトライ。用紙全体に絵を描いたら、乾かします。完全的に乾いたら、落ち葉の形に切っていきます。出来上がった落ち葉は、壁や窓に貼ってもかわいいですね。

 

 

2歳以上におすすめ! どんぐりコロコロ

外遊びでどんぐりを見つける機会も増えることでしょう。袋にたくさん拾ってきたはいいものの、家に帰ったらお役御免になることもあるのではないかと思います。そんなときは、どんぐりを使った遊びをしてみてはどうでしょうか?

 

厚紙や箱で坂道を作り、その上からどんぐりを転がします。坂道の勾配を調節したり、お母さんと「いっせーのー」で転がして競争しても楽しいです。折り畳みの机の片足だけを立てて大きな坂道にすると、さらに楽しめます。

 

どんぐりで遊ぶときの注意点は、口、鼻、耳などに入れないように見守ること。何個どんぐりを出したかをあらかじめ数えておき、片づけるときに再度数を数えるようにします。万が一、口、鼻、耳などに入れてしまった場合は、病院へ行きましょう。物を口に入れる年齢のときは、まだできない遊びです。

 

秋ならではの歌遊び&手遊び

秋ならではの自然を歌った歌と言えば、「とんぼのめがね」「どんぐりころころ」「まつぼっくり」「おおきなくりのきのしたで」「こおろぎ」などが有名ですね。普段の何気ない場面で、大人が口ずさんでいると子どもは自然とそのメロディーや歌詞などを覚えて、歌い始めます。せっかく素敵な季節の歌があるのですから、歌うことを習慣にしてみましょう。

 

外遊びへ行ったときに、「とんぼが飛んでいる」「こおろぎが鳴いている」「どんぐりやまつぼっくりを見つけた!」と、実際の自然物と触れ合うことで、歌や自然物への親しみも増えることでしょう。

 

また、秋と言えば「食欲の秋」でもあります。「やきいもグーチーパー」は、じゃんけんを交えた手遊びです。じゃんけんの意味がまだよくわからない1歳児も、うれしそうにグーやパーを出しています。「やきいもグーチーパー」を歌ったあとに、本当に焼き芋がおやつに出てきたら最高ですね!

 

 

外遊びがしやすい秋ですので、自然と触れ合いながら秋ならではの遊びを楽しんでみてください!

 

※直径39mm以下(トイレットペーパーの芯を通るもの)は誤飲するおそれがあります。赤ちゃんに渡さないでください。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。お子さまが遊んでいる間はそばで見守るようにしましょう。

 

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    この記事の著者
    著者プロファイル

    保育士中田馨
    一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長

    0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!

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