こんにちは!離乳食インストラクターの中田馨です。今日は「なかなか魚を食べてくれない」という子どもが魚に興味を持ってくれるといいな!という思いを込めて、アドバイスをご紹介しますね。
我が家にも魚ぎらいの子どもがいます
魚には、身体づくりに役立つたんぱく質、脳の働きを活発にさせるDHA、歯や骨を丈夫にするカルシウムなど、子どもにとっても大人にとっても嬉しい栄養が含まれています。成長する子ども時代にぜひ食べたい食材です。「お肉は食べるけど、魚をなかなか食べてくれない!栄養が偏ってしまわないかしら?」と心配になっていますか?その気持ちとてもよくわかります。私の子もそうです。実は現在進行形中!
7才の娘は、小学校に上がってから、急に肉も魚もあまり食べてくれなくなりました。きっと何か彼女の中であったのでしょうね。特に魚は「私、魚キライ!」と宣言しています。そういえば息子もそんな時期があったな!と思いつつ。ちなみに息子はというと、今は魚好きになっています。
何が苦手なのか探りその子に合った対処法を!
お子さんはどうして魚が苦手なのでしょうか?それを探ってみるといいですね。においでしょうか?それとも骨?聞いてみて、排除することができればチャレンジしてみましょう。
においが苦手な場合
臭みをとるテクニックを教えます。内臓はきれいに取り除きましょう。少量の塩を振ってキッチンペーパーで包むだけでも臭みが取れます。煮魚のときは、さっとゆがくといいですよ。
骨が苦手な場合
骨の少ない魚から挑戦しましょう。調理後に、なるべく細かくほぐして、骨がないか確認して与えてみましょうね。骨が少ない、もしくは骨が取りやすい魚の一例としては、鮭、ブリ、タラ、鯛、カラスカレイなどがありますよ。
パサパサが苦手な場合
下味をつけたり、蒸し料理にするとパサつきが軽減されますよ。
魚のイメージを変える
これは私自身の体験談。小学生低学年の時、友達のお父さんにマメアジ釣りに連れて行ってもらいました。たくさん釣れて「大漁〜!」と帰ったら、母が天ぷらにして食べさせてくれました。大好きな友達家族とみんなで食べるお魚。今までそれほど好きではなかったマメアジが、最高に美味しく感じられた瞬間でした。
こんな感じで、魚のイメージを変えられる体験をするのもいいですね。釣りに行かなくても、スーパーで魚を一緒に買う。料理を手伝ってもらう。少しでも魚に係わることをしているだけで、子どもの中のイメージが少しずつ変化してくると思いますよ。
保育士で家庭的保育所経営。一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表。関東と関西中心に、離乳食インストラクター養成講座やママ向けに離乳食講義・料理教室を開催中。「かおりの“和の離乳食レシピ”blog」では1500以上の離乳食レシピを掲載中。