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悩ましい白髪問題! ヘアメイクおすすめの簡単対処法 #40代からの髪型 7

こんにちは、アラフィフヘアメイクの辻有見子です。40代からの髪型についてお届けする連載「40代からの髪型」を担当します。この連載では、オトナ女子が悩みがちな「髪質や髪型」についてお伝えします。年齢とともに出てくるお悩みの一つが、白髪ですよね。少ないうちは抜いたり切ったり。そのうちヘアカラー、いわゆる白髪染めが必要になってきます。白髪は抜いてしまうと次に生えてくる髪も白くなる場合が多いです。健康的な生活をしていくと白髪は少なくなることもあります。今回は生えてきた白髪の対処方法について考えていきたいと思います。

髪を触っているイメージ

 

白髪になるしくみと原因

根元が白髪のイメージ

 

まずは簡単に、白髪になるしくみとその原因についてご説明していきます。髪は、髪の根元にある毛母細胞というところで作られています。生まれたての髪は色がついておらず、頭皮内で成長していく過程で、毛根の最深部にある色素細胞(メラノサイト)でメラニン色素が作られて、成長とともに髪に黒い色がついていきます。

 

では、なぜ白髪になってしまうのでしょうか。
原因①栄養不足
メラノサイトの働きを正常にするには、たんぱく質、カルシウム、ミネラル、ビタミンC、パントテン酸などが必要です。肉、卵、大豆、海藻、魚介、ナッツ、果物などをとることを意識してください。

 

原因②加齢
老化によって色素細胞の機能が低下してメラニン色素が作られなくなります。髪が抜けるときにメラノサイトも失われるのですが、次の髪が生えてきたときにメラノサイトが再生しないと白髪になります。

 

原因③遺伝
ご両親のどちらかが若いときから白髪だった場合は、白髪の生えやすい遺伝子が影響していることが考えられます。

 

原因④ストレス
ストレスにより、血行が悪くなり、髪の成長に必要な栄養が毛母細胞に届かなくなります。また、皮脂が多く出ることにより、頭皮が脂っぽくなり、毛穴が詰まってしまうことも白髪の原因に。そのほか、睡眠不足や紫外線なども原因となると考えられています。

 

セルフカラーと美容院染めの取り入れ方のコツ

セルフカラーしているイメージ

 

ここまで、白髪の原因についてお話をしてきました。栄養不足や加齢、ストレス。いろいろな原因を取り除くのはもちろん大切ですが、できてしまった白髪はどうしたら良いのでしょうか。

 

答えの1つは染めること。最近は駅前やショッピングモールなどにも安価なカラー専門店が増えてきて便利になりました。でも、白髪の多い方は3週間から1カ月ほどで白髪が目立ってしまうこともあり、毎回染めに行くのも大変ですよね。そこで、忙しいオトナ女子の皆さんはセルフカラーを取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

カラーで難しいのは髪全体を均一に染めること。薬剤の量にムラがあったり、根元と毛先を同じ時間放置してしまうと髪が痛んでバサバサになってしまいます。美容師さんは髪質と色の入り方をチェックして根元や毛先の薬剤の量も変えています。ショートの方はまだしも、ミディアム以上の長さの方が全体に均一に染めるのはとても難しいのです。

 

では、どうすれば良いのかというと、セルフカラーは分け目とつむじ周り、フェイスラインと襟足などの目立つところだけを部分的に染めるのがおすすめです。セルフで全体をムラなく染めるのはなかなか難しいので、できれば3回に1回は専門の美容室に行って均等に染めてもらうときれいな状態が長持ちします。

 

カラーの合間に役立つファンデタイプの白髪隠し

ヘアファンデーションのイメージ

 

カラーとカラーの合間を乗り切るのに便利な白髪隠し。以前は洗い流せる白髪隠しは、マスカラのようなコーム状のタイプのものが主流でした。生え際を塗るのにはとても便利なのですが、液体状なので、分け目が塗りにくかったり、ペタッとしてしまうのが特徴でした。

 

私が仕事で使っているのは、ヘアファンデーションと呼ばれるものです。こちらは大きく分けると2タイプあります。1つはパウダーファンデーションのようなコンパクトに入ったもの。普通のファンデーションのようにスポンジや付属のブラシで気になる部分に塗っていきます。半練りのタイプが多く、しっかりと色が付くのが特徴です。手先が不器用な方でも塗りやすいのでおすすめです。

 

もう1つは、スティックタイプで先にポンポンとつけるパフが付いているもの。こちらは粉状のタイプなので、軽くのせていくと分け目や白髪が目立たなくなります。根元をふわっとさせたい方にぴったりです。

 

白髪が目立たずボリュームも出る髪型とは

ボリュームのある髪型のイメージ

 

白髪を目立たせないためには、髪型も重要です。一番目立ってしまうのは、なんといっても分け目です。髪にボリュームがなくなってきても、なぜか白髪だけはピーンと立ち上がってしまうことが多いですよね。ショートの方は、トップを短めにカットしてもらい、ボリュームが出やすいようにしてくださいね。美容室で「ペタンと分かれないように」とオーダーすると良いと思います。

 

リングコームのイメージ

 

ボブ~ロングの方は、分け目は必ずジグザグに取ってください。100円ショップにも売っている細い足のついたリングコームというコームが1本あると便利です。朝のスタイリングのときに大胆にジグザグに分けてみてください。ボリュームも出て白髪も目立たなくなって一石二鳥ですよ。

 

まとめ

今回は白髪のケアについて考えてみました。元美容師ですが、現役ヘアメイクの私は、その場でお悩みに対応することがしばしばあります。もちろん定期的に美容室に行ければ良いのですが、忙しいときは分け目にヘアファンデーションをササっと塗ってみてはいかがでしょうか。私の周りのモデルさんや友人は、「今までの悩みはなんだったの~」と言って手放せなくなっています。とても簡単に分け目も白髪もカバーできる便利グッズです。オトナ女子の皆さん、忙しくてもきれいでいられるように、セルフカラーやヘアファンデーションをぜひ取り入れてみてくださいね。

ウーマンカレンダー編集室ではアンチエイジングやダイエットなどオトナ女子の心と体の不調を解決する記事を配信中。ぜひチェックしてハッピーな毎日になりますように!


著者:辻有見子

ヘアメイク。(株)BELLEZZA代表取締役。美容室勤務後、テレビ、CM、美容.雑誌等で多くの有名人のヘアメイクを担当。プチプラコスメからデパコスまで、さまざまなメイク用品を使用中。3歳、5歳の娘を子育て中のアラフィフ。

 

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