「200万円かけたのに?」歯を4本失った私がインプラント埋入手術後に起きた数々のトラブル

私は47歳で歯を4本失い、地元で有名な歯科医院でインプラント埋入手術を受けました。その後無事に4本のインプラントが入り、私は万事解決と大喜び。このときの私はインプラント埋入後に数々のトラブルが起こるとは、予想さえしていなかったのです。アラフィフの私が、4本のインプラント埋入後に体験した数々のトラブルについてお話しします。

この記事の監修者

医師川田 悟司 先生

川田歯科医院院長。咬み合わせ認定医。長年に渡り、咬合診査・診断をおこなう。
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インプラント イラスト

 

せっかく入れたインプラントがぐらつく? 

私は47歳のときに、合計200万円を支払ってインプラントを4本埋入しました。自腹による200万円は痛すぎる出費でしたが、再びかめる喜びを得られるならと、清水の舞台から飛び降りる気持ちで治療を受けました。途中でインプラントの上部構造の歯が欠けるなど若干のトラブルはありましたが、インプラント4本が無事埋入成功。歯科医師は「(私の歯根が)しっかりしているからインプラントが長持ちするだろう」と言ってくれました。担当の歯科医師はやさしい人で、私は絶大な信頼を寄せていました。

 

しかし、悲劇は間もなく訪れたのです。インプラント埋入後わずか1カ月で、左奥のインプラントがぐらつきました。急いで歯科医院に行くと、インプラント体(人工歯根)ではなく上部構造だけが緩んでいるから大丈夫とのこと。すぐに上部構造のねじを締め直してくれました。歯科医師は「インプラントはなじむまで時間がかかるから、こういうことはよくある」と説明。信頼する歯科医師の言葉を得て、私は安心して帰宅しました。

 

その後、4本のインプラントは数カ月ごとに次々にぐらついていきました。さすがに頻度が高いため、私は不安な気持ちになります。歯科医師は「かみ合わせを整えるのは歯科医師にとって至難のわざ。ゆっくり整えていくしかない」と言いました。私も以前からかみ合わせは一筋縄ではいかないと思っていたので、歯科医師の意見に納得。家が歯科医院から近いのもあり、インプラントがぐらついてもこまめに歯科医院に通ってねじを締めてもらえばいいと思うようになりました。

 

かみ合わせがうまくいくまで腰を据えてインプラントに取り組む覚悟を決めたのです。その後も1カ月置きぐらいのスパンでインプラントの上部構造は緩み、私は足繁く歯科医院に通うことになりました。

 

歯科医師が弱気発言!私まで不安に

医者のイメージ

 

そんなある日、私がいつものようにインプラントがぐらついて歯科医院に行くと、なぜか歯科医師が受付へ。顔色が悪く、なんだか先生に怒られた小学生男子のようなすねた表情。「また緩みましたか~」となんだか力ない発言をして、奥の診療室に戻っていきました。

 

私の診察の番になり診察室に行くと、歯科医師はやはり元気がない様子。しかも私の口腔内を診ながら、開口一番「ああ」と苦虫をかみつぶしたような顔でため息をもらしたのです。私は「先生はインプラントがぐらつくのはかみ合わせが整う過程だとおっしゃっていたから、私それまでは通いますよ」と笑顔で言いましたが、歯科医師の苦い顔は治りません。なんだか私まで不安になってきました。

 

次の章で、歯科医師から告げられた驚きの提案についてお伝えします。

 

保障を5年から10年に延長? 

医者と会話しているイメージ

 

その後、歯科医師はとんでもない発言をします。「追加で1本3万円支払って、保障を5年から10年に伸ばしませんか?」というのです。私は「ええっ?」と耳を疑いました。ほんの1年ほど前に200万円もの大金を支払って4本のインプラントを埋入した直後なのに、まだ払わないといけないの?という気持ちでいっぱいになったのです。1本3万円追加ということは、私の場合3万円×4=12万円! 私にとっては超が付くほどの大金です!

 

「お金はかかるかもしれないけど、5年の保障が10年になるのは安心できますよ」と歯科医師は私の気持ちなどお構いなしに、まくし立てます。私は「でも先生は、私のインプラントは長持ちするって言ったじゃないですか」と反論。しかし、歯科医師は今までの信頼を壊すかのような発言。「左右のインプラントの長さが違うし、強くかみ過ぎている可能性もある。もしかしたら長持ちしないかも」と。

 

私は「ええっ? じゃあ私のインプラントは悪いインプラントだと言いたいのですか?」と悲鳴を上げました。歯科医師は「悪いとは言いませんが、10年持つかはわかりません」と非情なセリフ。私は200万円もかけたインプラントが10年持たないのかと落胆し、奈落の底へと落ちていくような気持ちになりました。

 

夫と2人で歯科医師の元へ

その夜、話を聞いた夫が「それはひどいな」と言って、後日2人で歯科医師の元へ。歯科医師は「言い過ぎました」と平謝り。何でも歯科医師は最近10年保障の保険会社を見つけ、私ならまだ入れるから是非おすすめしたかったとのこと。今の保障だと5年保障だから不安だったとのことでした。

 

そして私のインプラントだけが特別不安なのではなく、そもそもインプラントは骨が結合するわけではないため、いつ何が起こってもおかしくないのだと説明。私は、せっかく入れたインプラントがそんなにはかないものだと知り、あぜん。

 

余裕で10年以上持つと思っていたのに……。歯科医師は「もちろん長持ちする人もいます。しかし、ダメだった人もいるのです」と説明。私の気持ちはズーンと沈んでいきます。

 

あと1年ゆっくり考えよう

伸びをしているイメージ

 

私は歯科医師から「5年保障に入れる期限まであと1年あるから、ゆっくり考えて欲しい」と言われました。歯科医師が頻繁に緩む私のインプラントに不安を感じて、10年保障をすすめているのは事実です。しかし、帰宅した私が思ったことは「ぎりぎりまで様子を見よう」でした。5年保障に入れる期限ぎりぎりまで様子を見て、そのときの状態で改めて判断することに決めたのです。

 

とにかくあと12万円も払うのは避けたいので、インプラントが落ち着いてくれるように願うばかり。元来楽観的な性格のため、案外今からインプラントが安定するのではないか?と期待しています。

 

まとめ

総額200万円かけて4本のインプラントを入れた私ですが、なんとその後、頻繁にねじが緩むという事態に。歯科医師からあと12万円を払って追加保障に入るように言われましたが、これ以上お金がかかるのは正直きついです。5年保障の期限まであと1年。インプラントが落ち着いてくれることを祈るばかりです。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。


イラスト/村澤綾香

 

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著者:neko

夫と両親の4人暮らし。バツイチ。コロナ禍で趣味の外食ができなくてストレスをためている。増加する一方の白髪と体重に悩み中。アトピー性皮膚炎。健康体の80歳を目指している。

 

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