「いつもより傷や風邪の治りが悪い…」原因はまさかの生活習慣病だった!【体験談】

今までならすぐに治っていたはずの虫刺されの痕や風邪が悪化する……。3年前の夏から秋にかけて立て続けに起こった体調不良。検査の結果、まったく関係ないと思っていたある生活習慣病を発症していたことが原因だったとわかった体験をご紹介します。

この記事の監修者

医師駒形依子 先生
産婦人科 | こまがた医院院長

東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。
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「いつもより傷や風邪の治りが悪い…」原因はまさかの生活習慣病だった!【体験談】

 

虫刺され痕が化膿、風邪が治らない!

私は毎年夏になると頻繁に虫に刺されます。48歳の真夏、いつものようにドラッグストアで購入したかゆみ止めを塗ってやり過ごしていましたが、ある日じゅくじゅくと化膿していることに気付きました。それまで傷口が化膿したことなどほとんどなく、初めての経験でした。仕方なく皮膚科を受診して、化膿止めの塗り薬を処方していただくことに。年のせいかな? 体が弱ってきているのかな? と思うできごとでした。

 

同じ年の秋には、冷え込んだ夜にコートを忘れて出かけたせいか、喉が真っ赤になって声がれするタイプの風邪をひきました。喉が弱く咽頭炎になりやすい私は、早めにかかりつけのクリニックを受診。抗生剤と風邪薬をいただいて服用し始めました。

 

ところが、いつもなら1回の受診で治るはずの風邪ですが、良くなるどころか高い熱が出て息をするのも苦しい状態になったのです。もう一度かかりつけ医を受診して、レントゲン検査と詳しい血液検査をすることになりました。

 

レントゲン検査で肺炎が判明

レントゲン検査のイメージ

 

いつもお世話になっているかかりつけ医も、「秋になるとかかる風邪なら、いつもこのタイプの薬で治っているのにね」と心配しながら、検査をしてくださいました。

 

そして、レントゲン検査の結果、肺が真っ白になっている画像を見せていただきました。「苦しいはずですね。酸素飽和度(SpO2)も低いし、肺炎になっています」と先生。風邪から細菌性の肺炎になったとのことでした。「特別忙しかったわけでもないのに、一体どうしてこんなことになったんだろう?」と、とても困惑したことを覚えています。

 

「血液検査の結果は明日出るので、しんどいでしょうがもう一度来てください」。説明を受け、その日は抗生剤を点滴して帰宅することになりました。

 

次の章で、再度かかりつけ医を受診したときのことをお伝えします。

 

生活習慣の見直しと薬の服用で症状が改善

伸びをしているイメージ

 

そして次の日、まだ熱が下がらず息苦しさを感じながら、もう一度かかりつけ医を受診しました。診察室に入った途端、先生から「とても血糖値が高いですよ」と告げられたのです。家族にも糖尿病歴を持つ者がいなかったため、それはまさに寝耳に水の言葉でした。

 

先生から詳しくお話を聞いたところ、血糖値が高いというのは「細菌」の餌が体の中にたくさんいる状態とのこと。傷が治らず化膿したのも、風邪から細菌性の肺炎になったのも、すべて血糖値が高い体の状態を放置していたからだということでした。

 

「肺炎の症状が落ち着いたら、総合病院の糖代謝内科を紹介するから必ず受診してください」ということになり、糖尿病の診断基準の一つであるHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)が7.4(正常値は4.6-6.2)まで上昇していた私は、専門的な外来を受診することになりました。

 

糖代謝内科ではさらに詳しく検査した結果、「遺伝的要因」と「生活習慣」が関係する2型糖尿病と診断されたのです。栄養士さんや看護師さんから、栄養・運動面の指導をしていただきました。私が処方されたのは、尿から糖を排出タイプの薬「ジャディアンス10mg」です。

 

また、指導されたように炭水化物の取り過ぎに注意して、毎日近所の公園まで往復20分歩く習慣を取り入れました。2カ月後、HbA1cは見事に6.4まで改善。そのころには体調不良とも無縁になっていました。

 

まとめ

私は主婦とフリーランスの仕事をしていて、職場での定期的な健診から遠ざかっています。毎年健診を受けていれば、今回の2型糖尿病ももっと早い段階で気付くことができたはず……とかかりつけ医の先生からも指摘を受けました。実際、血糖値が高い状態になっていても、「いつもより傷や病気の治りが悪い」ということ以外、何か特別な症状はありませんでした。代謝機能が目に見えて衰えてくる40代後半から50代になると、今までどおりの生活習慣を続けていてはいけないのだと気付くきっかけになりました。

 

そして、何よりも大切なのは健康診断です。しっかりと自分のために時間を取って、毎年健診を受けるようにしました。自分自身の体について、もっと意識しながら健康な生活を送っていきたいと思います。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

イラスト/サトウユカ

 

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著者:吉本まな

大学院生の息子と大学生の娘がいる晩酌が大好きな母。インテリアコーディネーターとライターを兼業中。40代後半からめまいや耳鳴り、体温調節ができないなど不調を感じ始めた。体重増加に不安を覚えて散歩の距離をのばしている。

 

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