記事サムネイル画像

「ママのことがわからない…!?」まったく言葉を話せず泣き喚き暴れて…【娘が脳症になったとき #4】

娘が脳症になったとき第4話。上のお子さんが3歳のとき、風邪のような症状に。その後、突然意識を失ってしまい……救急搬送に。これは娘さんが脳症と判明したときのお話です。

救急車で搬送されて、検査中に眠らせておく薬が切れたとき、ハナは泣いて叫んで暴れました。特に髄液を採取したときは本当に痛そうで、毛布を使って押さえている看護師さんたちも大変そうでした。

 

しかしハナは私を見ることも、「ママ」と呼ぶこともありませんでした。意味のある言葉を話さず、泣き喚くだけ。「もしかして私のこともわからなくなってしまったのか? 話せなくなってしまったのか?」と不安でいっぱいになりながら、検査が終わるのをひたすら待ちました。

 

娘が脳症になったとき #4

娘が脳症になったとき #4

 

 

 

弱々しい、どこか調子の狂った声でしたが、ハナに「ママ」と言われたときは本当にうれしくて、堪え切れず号泣してしまいました。

毎日何度も何度も「ママ」と呼ばれてきて、それが当たり前で、時には「うるさいなあ」と思っていたくせに、このときのひと言は本当に特別でした。
 

娘はちゃんと私のことをわかっている。今は検査で疲れてボロボロになっているけど、数日しっかり休めば元気になる。いや、もしかしたら明日には元気になって、またうるさいくらいペラペラしゃべっているかもしれない。そう思いました。

 

しかし、私が想像していたように事は簡単に進まなかったのです。
 

ベビーカレンダー記事制作の取り組み
  • \ この記事にいいね!しよう /
    現在ログインしていません。ログインしますか?
    シェアする

    この記事の著者
    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーター和田フミ江

    姉妹の母。趣味はゲームと旅行と美味しいものを食べること。著書に「お母さんまであとすこし!」(ベネッセコーポレーション)、「おうちクエスト」(竹書房)など。

    同じ著者の連載

    新着記事が配信されたら、メールやプッシュ通知でお知らせ!
    13 クリップ

    同じジャンルの連載

    もっと見る
    • コメントがありません

  • 関連記事

    気になる記事をまとめ読み

    人気連載

    新着連載

    連載完結

    もっと見る

    注目記事を探す

    人気記事ランキング

    アクセスランキング
    コメントランキング

    お得な無料キャンペーン

    マンガの新着記事

  • PICKUP

    ベビカレアプリ
    新コーナー!

    ✨今すぐ✨
    チェック▶︎