更年期症状がつらいときは何科を受診するの? 受診の目安は?【更年期の基礎知識3】

更年期症状は誰にでも起こるもので、症状の程度はさまざま。軽く済む人もいれば、日常生活もままならない状態に陥る人も。症状がつらく日常生活に支障を来すのなら、それは更年期障害です。我慢しないで医師の診察を受けましょう。ただ、更年期障害の症状はさまざまで、何科にかかれば良いのかわからないということも。受診の目安や何科を受診すれば良いのかを産婦人科医の粒来 拓先生に聞いてみました。

 

「この記事はこんな人におすすめ」


更年期症状が出たらまず何科を受診すれば良いか知りたい方
更年期症状で受診する際の注意点が知りたい方

 

更年期障害に我慢は無用。受診するのは何科?

まずは婦人科で全体的な不安を相談

悩んでいるイメージ

 

更年期障害はさまざまなので、日常生活に支障が出るくらいひどいようなら我慢せずに医師の診察を考えましょう。まずは、更年期障害の全体的な不安を相談するという目的で、婦人科で相談してみてください。子宮がんや子宮筋腫、卵巣嚢腫など婦人科の病気の有無を確認し、月経の状態やホルモン値の結果などから更年期障害なのかを判断してもらいます。

 

複数の科との連携も

更年期には、実は更年期障害が原因ではなく、ほかの病気が隠れているケースもあるので、本当に更年期から来るものなのかをきちんと調べることも大切です。

 

例えば、動悸・息切れは本当は心臓の病気かもしれません。めまいは耳鼻科疾患や脳梗塞のサインなんてことも。婦人科から症状に合ったほかの科での詳しい検査をするよう紹介される場合も多くあります。更年期障害は多岐にわたるので複数の科との連携で診察していくものなのです。

 

更年期障害とうまく付き合うには

自分と相性の良い医師を見つけることが大切

病院のイメージ

 

更年期障害で複数の科を受診するようになったとしても、とりあえずなんでも相談しやすいホームドクターがいると心強いものです。それは婦人科に限らず、どんな科の医師でも自分との相性の良さを優先して決めましょう。つらい本音を話しやすく、何科で診てもらうべきか相談できるような医師を見つけられると良いですね。

 

日本女性医学学会(旧日本更年期医学会)のホームページで、産婦人科の中でも特にホルモン関連に伴う不調を専門とした女性ヘルスケア認定医を検索できるので、それを利用してみるのもおすすめです。

更年期症状と思われる症状が表れたら、まずは婦人科を受診
・なんでも相談できるホームドクターがいると安心

 

まとめ

更年期障害は程度の差こそあれ何年か続くケースもあるので、我慢しないで早めに受診を考えることは大切です。自分と相性の良い医師を見つけ更年期障害とうまく付き合っていくことができれば、ひとりでつらい思いをしなくても済みますね。

 

監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院 綱島女性クリニック院長)

 

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取材・文/アキモトスズ

「年齢より若いね~」と言われたこともあったけど、今や白髪、老眼、集中力の低下に悩む私はまさに更年期ど真ん中。食事と運動とマッサージを中心に健康と若さのキープ法を日々考え中。

 

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