妊婦健診などで「おなかの張りはないですか?」と聞かれることがあるかと思います。とくに初産婦さんの場合、おなかが張るとはどういう状態なのかピンとこないことも。私も妊娠後期になるまで分かりませんでした。
今回は、おなかの張りの症状や気を付けたい張りなどについてまとめました。
おなかの張りってどんな症状なの?
たとえば、掃除や散歩など体を動かしたときにおなかを触ると固くなっているときがあります。おなかを外から見ると、子宮が盛り上がった感じに見えることも。これを「おなかの張り」と言います。
おなかが重く感じたり、突っ張った感じがするなど感じ方は人によってさまざま。日ごろから自分のおなかの感触を知っておくと、張った状態に気付きやすくなりますよ。私は妊娠後期の健診で「おなかが張っているね」と言われて初めて張りの状態を知りました。
どんなおなかの張りに注意したらいい?
胎児がよく動いたり、ママが動いたあとにおなかが張る状態は生理的な張りと言われています。とくに妊娠後期になると、神経や筋肉が緊張しやすくなるのでおなかが張りやすくなります。
気を付けたいおなかの張りは、安静にしていてもおなかの張りが治まらない場合や周期的に続く場合です。そんなときは診察を受けることをおすすめします。
心配なおなかの張りに発展させないために!
出産が近付くにつれて、おなかは張りやすくなります。おなかが張ることで、流産や早産にすべてつながるわけではありませんが、心配な張りに発展させないためにも無理は禁物です。
私は動くことが大好きだったため、つい動きすぎておなかが張ることが多くありました。なにごとも程々にして、疲れたら休むことを忘れずに。また、精神的なストレスもおなかの張りにつながるので、リラックスできる環境づくりも心がけたいですね。
おなかの張りは約8割が心配のないものだといわれています。あまり神経質になりすぎるのもよくありませんが、おなかの張りに加えて出血がある場合は要注意!切迫流産などの可能性があるので、迷わず診察を受けましょうね。(TEXT:田中由惟)
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