娘が誕生したのは、長男が2歳3カ月のとき。魔の2歳と呼ばれる時期に下の子がやってきました。何を意識したわけでもなく自然に過ごしてきた私たち家族。「長男に赤ちゃん返りらしい素振りはなかったなー」と振り返っています。どんな環境が自然とそうさせたのか、わが子の体験談をお伝えします。
赤ちゃんがハッピー!
わが家では、添い寝なしの寝かしつけをしています。赤ちゃんもひとりで眠りについていました。メリーを見ているうちに眠っていたり、スイングにゆらゆらされながら気が付くと眠っていたりすることがほとんど。
そう考えると、長男の目の前で、赤ちゃんを抱きなだめたりすることがあまりなかったかもしれません。保育園に通っていた長男のいない時間は娘中心の生活、長男が帰ってきてからは長男中心の生活にしていました。赤ちゃんがハッピーでいてくれたおかげです。
パパがハッピー!
2歳児と赤ちゃんの子育てには、パパの存在がとっても大事。なるべく長男とお風呂に入ってもらったり、外遊びに連れて行ってもらったり、ドライブに出かけたりしていました。
赤ちゃんの妹がまだ一緒にはできないことを、自分だけできるということに、息子はちょっぴり優越感や満たされる感覚があったのかもしれません。パパがいつもハッピーで息子の相手をしてくれていたおかげです。
みんながハッピー!
長男と赤ちゃんの結びつきも大切です。家族一緒に過ごすときは、ママやパパが赤ちゃんを抱っこするのではなく、ママやパパのそばで息子に赤ちゃんを抱っこしてもらっていました。「家族で赤ちゃんを育てている」という風に息子に感じてもらいたっかたからです。
赤ちゃんもそばにいてもらって、みんなで赤ちゃんの様子を気にしながら遊ぶこともよくありました。そんなとき、みんなが常にハッピーでいたような気がします。
上の子の赤ちゃん返りが、下の子への嫉妬からくるものだとすれば、息子は赤ちゃんに嫉妬をしなかったのだと思います。かわいい妹はまだ赤ちゃんだから、僕みたいにいろんなことができなくてかわいそうだな、なんて思っていたのかもしれませんね。(TEXT:マックレーン薫)
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