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「おいしくないわね!」嫁の料理を再現し、非難する義母のマウントに…

“母(義母)は料理がうまい”というのは、義実家内では至極当然の話です。夫は、そんな料理上手な義母の料理と私の作る料理を比較する発言が多くなってきました。私は料理が苦手だったので必死で料理の勉強をしていたのですが、そんな中、義実家を訪れたときにショックな出来事が……。

 

 

なぜか私が作ったメニューを義母が再現?

1カ月に数回、私たち夫婦は義実家に訪問していました。ある日、義実家に行くと義母が夕飯を作って待ってくれていました。メニューは豆腐ハンバーグ。義母は豆腐ハンバーグを食べるなり、「ハンバーグに豆腐を入れたらおいしくないわ」「やっぱりハンバーグは肉よね!」と私の顔を見ながら言うのです。

 

実は数日前にわが家で豆腐ハンバーグを作ったばかり。どうやら夫が義母にわが家の夕飯が豆腐ハンバーグだったと話していたようでした。

 

義母が一方的に料理マウントを取ってきて…

夕飯のあと、食器の片づけを義母としていたのですが、「あなたが家で何を作っているのか、息子から聞いていますからね」と冷ややかな目で言われました。私は背筋が凍るような感覚に襲われました。

 

翌日の昼食は、トマトの缶詰で作った義母のナポリタン。大変おいしかったのですが、「ケチャップで作るよりトマトの缶詰のほうがおいしいわ!」とニコニコしながら私に言うのです。

 

ナポリタンも、ケチャップを使って先日作ったばかりのメニュー。豆腐ハンバーグのときと同様に、やはり夫は私が作った料理のメニューを義母に話していたようです。

 

 

夫に相談し、義母への接し方も見直した結果…

私の料理にケチをつける出来事はしばらく続き、私は料理をするのが怖くなってきました。夫に事情を説明し、義母にわが家のメニューを言わないでほしいと訴え、夫は承知してくれました。夫もわが家と同じメニューではなく、義実家では違う料理が食べたいという気持ちもあったようです。

 

義母はその後、夫にしつこくわが家のごはん事情について聞いていたようですが、夫はうまくかわしていたようで、しばらくすると義母から何も言ってこなくなったそうです。

 

 

もしかしたら、義母は自分より嫁の私が料理上手になったり詳しくなったりすることを嫌がって、あのような行動をとったのかもしれません。その一件から、特に料理のことについては義母を立てることにしました。すると、上機嫌で料理のことを教えてくれるようになったのです。今後も料理のことで困ったら義母に相談しようと思っています。

 

作画/加藤みちか


著者:神崎 ハナ

2児の母。育児や健康に関する記事を執筆中のライター。教職員や福祉の資格を持つ。

 

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