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61万回再生!「パパ、女の子だったんだ」息子にカミングアウト!意外な反応に涙腺崩壊…【新しい家族のカタチ】

FtM(Female to Male/性自認が男性のトランスジェンダー)の元女子・井上健斗さん(画像左)が、彼女のNANAさんをゲストに迎えたYouTube。

シングルマザーであるNANAさん(画像右)には、6歳の息子さんがいて、この2年間3人で暮らしています。しかし、息子さんには健斗さんが「元女子」であることを伝えていなかったそう。

 

ベビーカレンダーは、多様化している家族のあり方=『新しい家族のカタチ』について発信する取り組みを開始しました。当事者のリアルな声を紹介していきます。多様な幸せを実現できる社会、そして、もっと「家族を持ちたい」「赤ちゃんを産みたい」と思う人が増える世の中づくりの一助となりますように。

 

動画では、とあることがきっかけでNANAさんの息子さんに、健斗さんが元女子であることをカミングアウトすることになったきっかけや、衝撃の事実を知った息子さんの反応が紹介されています。息子さんの意外な反応に、涙……!

 

子どもにカミングアウトするきっかけは?

健斗なな1

 

元女子の健斗さんと、シングルマザーのNANAさん。NANAさんには、6歳の息子さんがいます。健斗さんとNANAさんは2022年3月に結婚。息子さんが4歳のときから一緒に暮らしています。

 

長い間一緒に生活しているものの、息子さんには2年間、元女子であることは言わずに一緒に暮らしていました。健斗さんは3人で新しい家への引っ越しを考えていて、「このタイミングでカミングアウトしたいな」と、タイミングを伺っていたそうです。

 

そんなとき、LGBTQについて取り上げていたテレビ番組をたまたま見ていた息子さんが、女性になった元男性を見て「この子、男の子なんだ!」とびっくりしていたそう。これはチャンス!ということで、思って話すことにしたそうです。

 

「実はパパ、元女の子なんだよ」子どもの反応は?!

健斗なな1

 

健斗さんは息子さんに「大事な話があります。パパは性別を変更して男になりました。もとは、女子だったんだよ」と伝えたそうです。

 

すると息子さんは固まり、一言目に発した言葉は「ん〜難しいな……」だったそう。

 

「本当に難しかったんだと思います。ただ、フリーズして『難しいな』で終わっちゃったから、隠していたことで傷つけちゃったのかな?と思った」と語る健斗さん。

 

「ちょうどTVを観たあとだから、まったくの無知ではない『何となく、さっき言っていたことと同じなのかな?』と、混乱していた様子だった。『まだわからないからそのままで良いか〜』と思ったのか、彼の中でフェードアウトしたように見えた」と語るNANAさん。

 

カミングアウトした夜、驚きの言葉を…!

カミングアウトした日の夜、息子さんはNANAさんに「健斗のこと好きだからね」と伝えてくれたそうです。

 

健斗さんは「彼の中で、僕が大事なことを伝えてくれたっていう認識はあったみたい。その後に『さぁお風呂に行くか、男同士で!』と言ってくれたことも、フォローしてくれたようでした。返す言葉が見つからない中で『大好きだよ』って伝えてくれた彼のやさしさに感動しました」と話しています。

 

「カミングアウトしたことでギクシャクするということもなく、いつも通り変わらず過ごしてくれて、さらに大好きだよって伝えてくれて……。息子に事実を伝えて良かったなと思っています」とNANAさん。

 

新しい家族のカタチ

健斗なな1

 

「僕はパパになろうと思ってやって来たわけではなく、自分ができる範囲で一生懸命やろうと思ってやってきました。一緒に暮らすようになったのは4歳からだから、本当のパパじゃないってことも彼はわかっている。

 

保育園のお友達の前だとパパって呼ぶけど、家だと健斗って呼ぶし、小さいながらに世間体を気にしているんだなって思います。

 

どこまで伝わっているかわからないけど、「僕は、ママのことを愛している。でも、それとは別に君のことも愛している。君の幸せを願っているよ」と言葉でしっかり伝えています。彼にそう伝えると、ハニカミながら『わかった』と言ってくれました。

 

血縁関係がなくても、いろんな家族のカタチがあります。家族がいなくても幸せな人もいるし、家族がいても幸せじゃない人もいる。家族だからイライラすることもあるけれど、家族って良いことも、悪いこともひっくるめたもの。家族には、いろんなカタチがあるということを、もっと世の中の人たちに知ってほしいと思います」 と語る健斗さん。

 

NANAさんは「カミングアウトを推奨しているわけではないけど、私たちの場合はオープンに話して行けたら良いなって思っています。『子どもだからまだ早い』じゃなくて、一緒にチームとして息子の意見も組み込みつつ、いろんな大事な話をしていけたら良いなって思います」と話していました。

 

 ◇ ◇ ◇

 

NANAさんの息子さんが、家族として健斗さんのことを大切に思う気持ち。そして健斗さんが家族を大事に思う気持ちがしっかり伝わってくるこの動画。子どもに、大事なことをしっかり言葉で伝えるということは、どんな家族にも共通して大事なことですよね。

 

今の世の中には、血縁にとらわれないさまざまな「家族のカタチ」があります。多様化の時代、どんなカタチの家族も幸せになれる社会になるといいですね。

 

元女子健斗さんの最新の動画はYouTubeチャンネルから投稿されています。こちらも合わせてチェックしてみてくださいね。

 

 

ベビーカレンダー記事制作の取り組み
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    この記事の著者
    著者プロファイル

    ライター廣瀬尚子

    二児の母。女性誌の編集を経て、フリーランスに。広告やアパレルブランドの撮影、雑誌やWEBマガジンの執筆などを手がける。

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