静かすぎる部屋から聞こえてきたのは…
入院中の病室は静かすぎる4人部屋だったため聞かないほうが良いとわかっていても、隣からの話し声が聞こえてしまう状況。
隣の方は、緩和ケアの方とお話されてるみたいでした。
このとき、死が近づくってこういうことなんだと少し意識しました。
普段身近な話題ではないですし、他人事だと思っていたけれど、病気とか死とか…… そういうことなんだって、ちょっと思いました。
病気はとてもつらくて、しんどくて、苦しくて、悲しくて、良いことなんてまるでない……。
自分には関係のない話と思っていたことが、ある日自分の身に突然降りかかって日常が変わってしまったら、私も絶望するかもしれない。
でも、「なんで私ばっかり」という感情に囚われて生きていくのはやっぱり嫌だな、と思って……。
そんなどんよりした負の感情のループを断ち切るためにも、「私は元気! 悪魔よ去れっ!」 というレベルで、音を立ててお菓子を食べました。 今回の短期入院で一番言いたかったことは、こういった感情なのかもしれません。
私がお菓子をバリボリと食べて気合いを入れたのは、「かもしれない」と感情に引っ張られそうになったから。
自分を取り巻く状況・条件が少しずつリアルになっていくと同時に、「かもしれない」が頭の中に増えていく感じがしたんです。
そんな自分の感情をどう落とし込んでいくか……。 流されずにしっかり踏ん張っていきたいです。
そして、楽しいことをどんどんやろう! 心の底から楽しみたい! という目標をかなえたいです。
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カーテン越しに聞こえてしまう、他の患者さんの話を聞いて、いろいろな感情が渦巻いたおさしみ1番さん。あえて音を立てながらお菓子を食べることで、負の感情のループを断ち切り、楽しいことを心の先から楽しみたいと思ったそうです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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