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【子どものためのお金講座】子どもができたら生命保険の以外の保険の加入・見直しは?

 

前回は、子どもが生まれたら考える生命保険の見直しについてでした。今回はそのほかの保険の見直しや加入についてご説明いたします。もしもの時のために、妊娠中から考えておきましょう。

 

学資保険等の積立型保険は教育費準備の一つの方法

“生命保険”は親に万一のあった場合には経済的損失も大きく、子どもの生活費・教育費確保のためから必要性は最も高いのですが、親に何事もなければ支払われない保険ですので、将来の子どもの教育費は別途積み立てる必要があります。“学資保険”に代表される貯蓄型の保険はいくつかありますが、教育費の積立は保険でなくても方法はいくつもありますので、ご自身の考えや生活に合っている方法で積み立てができれば、必ずしも“学資保険”は必要ありません。途中で挫折しない積立の方法を継続しましょう。

 

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こどもができた!教育費用はどうやって確保する?>

 

“がん保険”も検討しましょう

子どものことを中心に考えると“生命保険”と教育費準備のための“積立型保険”は優先順位が高くなりますが、その他の保険も少しご説明します。

 

“がん保険”はがんと診断された場合や、がんでの入院・手術時に支払われる保険ですが、最近では入院日数が減少傾向にあり、通院での治療や抗がん剤・放射線治療、先進医療等が増えているため、それに対応する保険も増えています。一部の抗がん剤や先進医療は、健康保険が適用できないため、生命保険会社の“がん保険”に加入して治療費を補う方が増えています。治療費や治療のための休業や時短勤務での収入減少に備えるためにも、“がん保険”を検討されると良いでしょう。

 

“医療保険”“個人年金保険”等は余裕があれば

多くの病気やケガでの入院・手術費用を保障する“医療保険”や老後資金を準備するための積立型保険である“個人年金保険”等の加入については余裕がある場合検討しましょう。お勤めの方は、健康保険や厚生年金で用意されているものの上乗せになるので、収支に余裕があるときに検討するといいと思います。“医療保険”では、がん以外でも健康保険の対象とならない先進医療の保障がうけられたり、“個人年金保険”では“生命保険”“医療保険”と別枠で所得控除が受けられることによって、所得税・住民税を少なくする効果もあるので、全く不必要なものと言うわけでもありませんが、子どもが産まれた時点では優先順位は“生命保険”の方が高いケースがほとんどです。

 

子どもの出産を機に保険全体を見直し、貯蓄や運用等でできることは保険を使わない方法も併せて考え、適切な保険に入るように心掛けましょう。

 

 


1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP。独立系FP事務所・株式会社とし生活設計取締役。教育費・老後資金準備、税や社会保障、住宅ローンや保険の見直し、貯蓄・資産運用等、多角的にライフプランの個別相談を行うとともにセミナー講師として活動しています。

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