自己判断で市販薬を飲むのが不安
幸いなことに息子の発熱は1日で下がり、すぐに元気になりました。しかし、安心したのも束の間。息子が解熱した翌日の早朝5時ごろに私は体の異変を感じ、今度は私が発熱していました。過去にも息子の看病後、私が発熱したことはありましたが、妊娠してからは初めての出来事でした。
かかりつけの産婦人科が開院するとすぐに連絡しましたが、4時間待ちとのこと。自己判断で市販の風邪薬を飲むのは不安なため、待つしかありません。唯一頼れるはずの夫も仕事を休むことはできず、高熱の私と元気いっぱいの息子を置いて出勤しました。
夫ではなく冷食とYouTubeを頼りに
ずっと横になって体を休めていたかったのですが、息子がいるとなるとそうもいきません。体温計は39度。こんな状況でも倒れずに息子のごはんを用意し食べさせ、おむつを替えることができたのは母親の本能かもしれません。
たまたま冷凍食品を買い置きしていたので、それに助けられました。また、息子と一緒に遊ぶことはできなかったので、この日ばかりはひたすら息子にはYouTubeを見せていました。罪悪感よりも、ただただ寝ていたいという気持ちが強かったです。
4時間待ちの産婦人科でようやく処方
かかりつけの産婦人科は、自分の順番が近くなるとメールで連絡が来るシステム。そのメールを今か今かと待ち続けること約4時間、ようやくメールが来たので急いで家を出ました。家から産婦人科まで車で3分という距離でしたが、そのときはとてつもなく遠く感じました。
院内でのわずかな待ち時間でも、元気いっぱいに動きまわる息子とぐったりしている私を見て、先生はやさしく「よく頑張りましたね」と言われ、その言葉に私は涙しました。それほどまでに私の心も体も弱りきっていたのです。
受診後の翌日には薬の効果で、無事に熱は下がりました。妊娠中の予期せぬ事態には思うように対応できないため、レトルト食品やおむつのストックを日頃から多めにしておくと安心できると思いました。また、体調不良のときはYouTubeなどにもどんどん頼っていいと私は考えます。感染症など、もしものときの相談をかかりつけ医としておくとよかったなと思いました。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修/助産師 REIKO
著者:都 うめこ
4歳男児と2歳女児のアクティブ転勤族ママ。趣味は公園巡りで、現在公園レポートを20本以上と育児に関する記事を執筆中。元銀行員でFP資格保有。