6歳の娘はお風呂嫌い
長女が6歳だったとき、毎日のお風呂でとにかく苦戦していました。娘は「お風呂入るの嫌い」、「お風呂なんて面倒くさい」とよく言っていて、おしゃべりがじょうずになった分、こちらの声かけに対しても言いわけや拒否的な発言が続いていました。
私が「お風呂に入らないと汚くなっちゃうよ。今日もたくさん汗かいたでしょ」と言っても、「今日はそんなに汗かいてないもん」と娘に返される始末。バスボールがある日はスムーズにお風呂に入ってくれましたが、1個400円近くするので毎日使うのは経済的に難しく、何かいい方法はないかと模索していました。
お風呂屋さんごっこで勝負!
そんなときに思いついたのが、お風呂屋さんごっこです。娘は銭湯や温泉に行くのは好きだったので、私は店員さんになりきって娘をお客さんとして招待しました。
本物の銭湯のように、タオルやボディクリーム、本日の選べる入浴剤などをテーブルに並べ、「ご自由にお使い下さい」とメッセージを添えてセッティング。さらに、スタンプカードを作り、お風呂へ入るごとにスタンプを押し、1カ月毎日入るとバスボールをプレゼントというふうにしました。
店員さんになりきるのもポイント
私は店員さんなので、娘には「いらっしゃいませ。本日の入浴剤はこちらの2種類からお選びいただけますので、ご自由にお使いくださいね」と敬語で話しかけます。娘は、ごっこ遊びが大好きなのですぐにのってくれ、「あのーこちらのタオルも使っていいんですか?」と返してきました。
そのあと、娘にスタンプカードを渡すと大喜びで、すぐに自分の名前を書いていました。この方法を続けると、毎日お風呂へスムーズに入ってくれるようになった娘。バスボールも1カ月に1個あれば十分なので、経済面で負担になることもなく、この方法がわが家には合っていたようです。
日々の育児の中で、娘に口答えされたり反発されると私にとってはストレスになってしまうので、自分も娘も楽しみながらお風呂へスムーズに入れる方法はないかと考えました。わが家の場合、ごっこ遊びが大好きな娘にとって、お風呂屋さんごっこがピッタリとはまったようです。
著者:吉川みきな/女性・主婦。14歳女の子と4歳男の子、0歳の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。
作画:miyuka
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています