そして長男が3歳になる頃に、長女を出産。退院して久しぶりに会った長男のことは本当に愛おしいと感じました。しかし、しだいにRさんは……。
上の子かわいくない症候群
2人目の長女を出産後、退院後に久しぶりに会った長男のことは、本当に愛おしいと感じたRさん。しかし、すぐに、上の子である長男に対してイライラするようになってしまいました。
「ママみてー」と呼ばれたり、上の子がコップを倒して飲み物をこぼしたりするたびにイライラ……。
「あんなに可愛かったのに、なんでこんな風に思ってしまうんだろう」と、自己嫌悪の日々で、それはとても苦しい時間でした。
ある日、上の子の心のケアをしようと2人で散歩に出かけとき、知らない女性に「小さいのにマスクしてえらいね」と声をかけられました。その言葉にRさんははっとし、小さいと言われたことが胸に刺さったそうです。そして、再度資格をとったときのテキスト、専門家の記事を読み漁ったのです。
すると、小さい方を可愛く感じるのは、生まれたばかりの子を守るための生物としての本能的な気持ちであることがわかりました。
自分の気持ちがどこからくるものかわかったRさん。気持ちが整理できたことで、下の子を出産して半年たった頃には、2人育児が楽しいと思えるようになりました。
それでも今も、上の子に求めすぎてしまうこともあるそうです。しかし、そんなときは上の子をフォローしたり、「5歳の男の子」として向き合ったり、自分のマインドも整えるようにしているとのこと。また、同じように苦しんでいるママがいたら自分の体験談を知って安心してほしいとRさんは願っているそうです―。
◇ ◇ ◇
こうして上の子かわいくない症候群を乗り越えたRさん。当時は、自分を責めたり、なぜこんな感情に……と思ったりしてとても苦しんだと言います。今、悩んでいるママたちもいると思いますが、Rさんの体験から少しでもヒントが見つかりますように。
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