値段を気にせず食べたいものを食べる夫
私は外食するとき、値段を見て、安そうなものの中から、自分の食べたいものを選ぶというスタイルです。「おいしそうだな」と思う気持ちがあっても、ついつい値段が気になってしまい、高いからやめておこうと、候補から外すことがよくありました。この値段を見て安いものから食べるものを決めるやり方は、私の実家の両親のやり方とそっくりでした。
そんな私が、夫と結婚して驚いたのは、外食のときに、夫は値段を気にせず、自分が食べたいものを選ぶということです。
「食べたいものを食べなよ」
よくよく考えると、夫は結婚前から、値段を気にせず、自分の食べたいものを食べていたように思いますが、結婚し、家計が同じとなると、値段を気にしない夫の姿が、気になるようになりました。
いつも値段を気にせず、食べたいものを食べる夫は、食後とても満足気な表情をしています。一方の私はお金のことが気になり、せっかくの外食もあまり楽しめていませんでした。
そんなある日の外食でのこと。夫から「食べたいもの食べなよ」とすすめられました。そう言われても、やはりお金のことが気になり、いつものように安いものの中から選んだ私でしたがが、食べたいものを食べる夫の満足そうな表情を見ると、「私もたまには値段を気にせず、本当に食べてみたいものを注文してみようかな」という気になっていきました。
夫の食べ方をまねしてみると…
そして、ついにあるとき夫のまねをして、値段を気にせず、自分が食べたいものを注文して食べてみました。
すると、気持ちもすがすがしく、満足感を得ることができたのです!
自分の食べたいものを食べてみると、値段を気にしながらメニューを選ぶことが知らず知らずのうちにストレスになっていたことに気付きました。
それ以降、ある程度は値段を気にすることもありますが、私はまず本当に自分が食べたいものは何か?と自分の気持ちに耳を傾けることにしました。高いといっても、外食での場合、ほんの数百円の違いであることがほとんどです。
それであれば、その数百円を気持ちよく払って、自分の満足度をあげたほうが、より外食が楽しめることに私は気がつきました。それが、夫の食べ方を見て私が勉強になったことです。
自分の食べたいものを優先することで、満足度が上がることに気がついた私は、それ以降、値段よりも自分が食べたいものを優先するようになりました。せっかく行く外食。どうせ行くならば、気持ちよくお金を払って、自分が「おいしかった」「食べてよかった」と思う食べ方をこれからもしたいと思います。
著者/nanoka22
イラスト/かたくりこ
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