ミキさんが尋ねてきてから1カ月が経過したある日のこと――。
マリコさんがハル君と公園で遊んでいるとき、お水を自動販売機に買いに行くため、ハル君のいる場所を一瞬だけ離れることに。
お水を買ったマリコさんは急いでハル君の所へ戻ると、「お兄さんからもらったぁ」とうれしそうにお菓子を見せるのでした。
(お兄さんて、まさかミキ……!?)胸騒ぎがしたマリコさんは、夫が帰宅すると、早速その出来事を話します。
すると、夫は「タイミング的に絶対ミキだよ」と主張。
そしてミキさんに電話をかけると、強い口調で「本当に警察に通報するからな!」と言ったのでした。
それから、季節は進んで運動会の時期に突入。
無事運動会が終わり、その日の夜家族3人で夕ご飯を食べていると、ハル君が「お兄さんに会ったよ!」と言ってきたのです。
「公園でお菓子をくれたお兄さん?」マリコさんが質問すると、「うん!」と元気よく返事をするハル君。
突然のことに混乱するマリコさんと夫。
未だにミキさんが"お兄さん"の正体だと思っていた夫は、再度ミキさんに怒りの電話をかけることに。
しかしその翌日、ミキさんがマリコさんの家に尋ねてきて……!?
モニターを見てがく然! なんでミキさんが……!?
「突然すみません!ちょっとお話があって来たんです……」
どこかひっ迫したようなミキさんの表情に驚きながらも、
家にもらって話を聞くことにします。
「今日はどのようなご用件で?」
「何度かマサヤから連絡をもらっている件なんですけど、
あれ……本当に私じゃないんです!」
マリコさんは彼女の言っていることを聞いてはいましたが、
返事はしないでいました。
「……と言っても信じられないですよね。
とにかく、信じてもらえなくて結構ですので、
息子さんのこと気を付けて見てあげてください」
そう言うと、立ち上がり帰って行ったのでした。
(嘘をついているようには見えなかった……。本当のことなの?)
ミキさんの真意が分からず、困惑するマリコさん。
その夜、ミキさんが訪ねてきたことを夫に伝えることに……。
すると、相変わらず夫は彼女の言うことは一切信じていませんでした。
そして、次の日のこと――。
ハル君のお迎えの時間が近づいていたころ、
突然幼稚園から着信が……!
「え……なんだろう?」
そう思いながらも、マリコさんは電話を出てみることにしたのでした。
ミキさんの表情や言動などを見ると、彼女の言っていることが本当のことのように感じられてしまいますね……。真実は一体どうなっているのでしょうか? 皆さんはどう思いましたか?
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