硬い頭皮のデメリットとセルフチェック
コロナ禍でマスク生活になり、人と話す機会が減りました。そのためか鏡を見ると、ほうれい線がくっきり目立ち、フェイスラインのたるみや二重顎が気になるように。頭皮が硬いと顔がたるむという美容コラムを読み、快眠ドライヘッドスパ専門店へ行きました。
最初に施術前の状態を確認するために、頭皮のセルフチェックをしながらカウンセリングを受けました。セラピストの指示で、まず、両手の指の腹で頭部全体を押さえ、そのまま頭皮を前後左右に動かします。次に両手の指の腹で、耳の上の頭皮を上下に動かします。最後に両手の指の腹で、ハチ(頭頂部と耳の間の最も出っ張っている部分)周辺の頭皮を上下に動かしました。が、私の頭皮は微動だにしません。
セラピストから「凝っていますね。頭皮も凝りがたまるんですよ。頭の筋肉が凝って硬くなると、顔の皮膚を引き上げる働きが弱まって顔がたるんでしまいます。頭皮が硬いと血流が悪くなり、髪に栄養が行き渡りません。抜け毛が増えて、白髪や薄毛の原因にもなります。また、頭痛、肩凝り、むくみ、不眠など、体にも不調が生じます」と説明を受けました。
私の凝り固まった頭皮は、ヘッドスパの施術後にセルフチェックをすると動くように。自分の指を使うセルフマッサージを教えてもらったものの、3日で面倒くさくなりやめてしまいました。
頭皮が硬いと体のたるみにつながる
ヘッドスパから3カ月後、行きつけの美容院に髪を染めに行きました。シャンプーのあとに肩をマッサージしてもらいました。その後担当の美容師さんに「頭皮に化粧水を付けますね。そのあとに機械をかけて浸透させます」と言われて驚きました。
「頭皮用の化粧水があるんですね。初めて知りました」と言うと、「顔や体は見えるからケアをしますが、頭皮は見えないのでケアしようという意識にはならないですよね。でも、夏の日差しや紫外線で、頭皮も結構乾燥しているんですよ」と美容師さん。化粧水を頭皮に付けたあと、ヘッドマッサージの機械をかけてくれました。「気持ち良いですね。私、頭皮が凝り固まっていると言われたんです。セルフマッサージも続かなくて」と話したところ、「頭皮から全身1枚皮なので、頭皮が硬くなると、顔はもちろん胸やおしりもたるむんですよ」と言われて衝撃を受けました。
「美容師さんも何か頭皮のケアをしていますか?」と聞くと、「10年後のたるみ予防のために、ようやく頭皮のマッサージが習慣づいたところです」とのこと。そして、美容師さん自身もおこなっているという三日坊主の私でもできる簡単な頭皮ケアを教えてくれました。
美容師さんに教わった簡単頭皮ケア
美容師さんの頭皮ケアでおすすめされたのは、シャンプー用ヘッドブラシです。美容師さんのヘッドブラシは、電動タイプの「リファグレイスヘッドスパ」だそうです。自分の指だと疲れるけれど、機械で頭皮のクレンジングとマッサージができるのでラクだそうです。
あとは洗髪前にブラッシングをするのもおすすめとのこと。頭皮を刺激し、汚れを浮かすことができます。疲れて面倒くさいというときは、両手で拳を作って耳の周りに当てて、気持ち良く感じる程度にぐりぐりとマッサージします。耳の周りは太い血管があるので、血流が良くなるのだそうです。自分のできる範囲でないと続かないので、短時間だけおこなえば良いそうです。
忙しくて頭皮ケアを自分ではできないときは、美容院で髪を切るついでにヘッドスパや、オプションで炭酸シャワーを付けるのも、血流が良くなり、リラックス効果もあるのでおすすめとのことでした。
シャンプーブラシを買い替え
私は化粧品購入時におまけでもらったシリコンのシャンプーブラシを使っていました。今はスカルプブラシの「エス・ハート・エススカルプブラシワールドプレミアムショート」に買い替えました。
美容師さんによると、頭皮の約4万個の毛穴に詰まった皮脂や汚れは指では落としきれず、抜け毛や臭いの原因になるそうです。ブラシを替えて、たしかに頭皮の臭いが減りました。また、シャンプーを流すと髪がツルツルになりました。
まとめ
もともと頭皮ケアを始めるきっかけとなった顔のたるみはまだ改善してはおらず、私の場合、顔のたるみに即効性があるわけではなさそうでした。しかし、シャンプーブラシによる頭皮ケアは気持ち良いので続けることは苦ではないですし、頭皮の臭いが減る、髪がツルツルになるなどの副次的なメリットも感じています。10年後の自分のことも視野に入れて、これからも気長に努力を続けていきたいです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
イラスト/村澤綾香
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著者:しばこ
主婦ライター。更年期で不眠気味。毎日が不調。
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