妻と娘への懺悔の気持ちを吐露した夫に、友田さんは「行動して、言葉にして、時にはぶつかりあって、そうやって信頼を築いていくしかないんだと思います」と胸に響くアドバイスをくれた。
「友田さんの言う通り、二人のためだと思うことをただやってみようと思います。どんな結果になっても、そのほうが納得できると思います」
なにもせず、ただ妻からの連絡を待っているより、今は家族のためを思って行動したい。
もし妻の「離婚」の意思が変わらなかったとしても、やることをやってダメだったのなら、それはきっと仕方がない。
そして、避難所に到着。そこで声をかけてきたのは……?
妻と娘がいたのは、避難所の中ではなく……
「和樹さん」と声を掛けられ、振り向くとそこには雪穂の両親が……!
「お二人とも無事でよかったです!」
大きな怪我もなく、避難していて、本当によかった……。あれ、でも雪穂は……?
義両親に居場所を教えてもらい、向かった夫。
「迎えに来たよ」
妻と娘は、避難所の中ではなく、車にいた。1日会っていないだけなのに、少しやつれたようだった。そんな妻に、夫は……!?
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