こんにちは、離乳食インストラクターの中田馨です。離乳食中期のみじん切りの食べ物にも慣れてきて、そろそろ離乳食後期に進んでもいいかもと思う一方で、先に進んで大丈夫かな?と思うかもしれませんね。今日は、離乳食後期に進む目安のお話をしますね。
離乳食後期といえば3回食!
離乳食後期といえば「3回食」が始まる時期です。1日3回の食事と思うと、これまでよりも少しママの離乳食作りに負担がかかってくる時期かもしれませんね。メニューを考えるのもひと苦労ですが、たとえば朝作った汁ものに昼はうどんを入れてみようなど、かんたんアレンジメニューでもいいので、あまり気負わず進めてくださいね。
この時期に、しっかりと3回の食事のリズムを身につけ、離乳食完了期、そして幼児食へとステップアップしていきましょう。
3回の食事の時間帯は?
これまで2回だった離乳食。3回になったらどんなリズムにしたらいいのでしょう?
最初は赤ちゃんのリズムに合わせつつ、じょじょに大人の食事と近い時間に移行していくといいと考えています。大人と食べることで赤ちゃんも食事への興味を持ち、食べる意欲につながります。
3回食の時間ルール
・食事と食事の間は4時間ほど空ける
・夜の7時までに食べる
たとえば、大人の夜ごはんが8時の場合。8時に赤ちゃんが食事するのは遅いので、赤ちゃんだけ先に食べるようにしましょうね。
離乳食後期に進む目安とは?
月齢の目安は9カ月を過ぎたころ。食べる量の目安としては、中期の時期におかゆを50~80gほど食べられるようになっているかどうか。ただ、食べムラが出てくる時期ですので、量はあくまで目安でとらえてくださいね。
月齢と量以外のポイント
・離乳食中期をおおよそ2カ月過ぎた
離乳食中期を8カ月から始めた赤ちゃんは、離乳食後期は10カ月からでも遅くはありません。
・豆腐ぐらいの固さのものをモグモグと食べられるようになった
中期の食べ物の固さの目安は豆腐。モグモグとスムーズに食べていればOKです。
・少し繊維の多めの野菜や鶏のささみなど食べられるようになった
初期のトロトロではなく、少し食べにくい繊維のある食材ももぐもぐ食べられるようになっていればOKです。そのままは吐き出すけど、とろみをつけたら食べるのでしたら大丈夫ですよ。
このような目安が赤ちゃんに見られたら、そろそろ離乳食後期に進めそうですよ。離乳食後期になると、さらにさまざまな食材と出会うことができます。新しい味、香りを体験することを楽しんでくださいね。
保育士で家庭的保育所経営。一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表。関東と関西中心に、離乳食インストラクター養成講座やママ向けに離乳食講義・料理教室を開催中。「かおりの“和の離乳食レシピ”blog」では1500以上の離乳食レシピを掲載中。