スレッド(糸)リフトの種類や特徴
地球に重力がある限り、人類はたるみからは逃れられません。
今回は、美容外科クリニックでおこなうたるみ治療の1つ、スレッド(糸)リフトのお話です。
スレッドリフトは、皮の皮下組織に溶ける糸を挿入して、たるんだ皮膚を引き上げるという仕組み。
糸を挿入することでコラーゲンが生成され、たるみ解消だけでなく、肌のハリもでます。
糸を挿入する部分は、たるみ具合やクリニックによって違います。
では、スレッドリフトは、どんな種類があるのか? 糸の種類や挿入方法などかなり細かい話になるので、今回は糸の材質で分けてみました。
1.PDO(ポリジオキサノン)
吸収:約6~8ヶ月
テスリフト、ショッピングリフト、など
2.PLLA(ポリ乳酸)
吸収:約1~1.5年
コラーゲンリフト、Zリフト、など
3.PCL(ポリカプロラクトン)
吸収:約1~2年
VOVリフト、アンカーマックス・ダブル、など
基本的に、1→2→3の順で引き上げ効果はあるといわれていますが、糸の本数によって大いに異なります。
1のPDOは、吸収が早いけどコラーゲン生成力があります。糸リフトをお試しでしたい方にも向いています。(テスリフトは構造が少し特殊なのでまた別)
2のPLLAは、PDOより持ち上げ力がありますが、硬いので術後引きつったりチクチクする場合があります。
3のPCLは、持ち上げ力が一番強いですが、やわらかいので脂肪が多い方にはパワー不足です。
このように、一概に「吸収期間が長いほどいい施術!」というわけではありません。
そして、もちろん、良いことだけではありません。
術後、顔の腫れ・むくみは1週間〜1カ月ほど続きますし、引きつったり、大口を開けたときなどにピリッと引っ張られている感じが3カ月ほど残る人もいます。
私は、施術後にそのまま買い物に行けるぐらい腫れないと言われる「ショッピングリフト」を両頬に60本入れましたが、普通に腫れました。そして「ショッピングリフト」は引き上げというよりは、引き締めという感じです。
そのため、半年後にリフトをするときは、引き上げ効果を期待して「VOVリフト」と言われるものを両頬に入れたところ、これは引き上げがバッチリ!
ただし、月日がたてば、またたるみが気になるようになるものです。
スレッドリフトは種類も多く高額な治療になるので、自分が十分に納得できるまでしっかりと担当医と話し合ってくださいね。
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※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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